車検はいつから受けられる?車検を受ける最適なタイミングを紹介
車検は、車が安全性と環境保全性を満たしているかを確認するため、国が法律で定めた検査制度です。もし車検が切れたまま車を運転してしまうと、交通違反になってしまいます。法的な問題だけでなく、安全性の面でもリスクが伴うのです。
この記事では、車検の目的や有効期間の確認方法のほか、車検はどのタイミングで受けるのが最適なのかについてご紹介します。
車検を受けるタイミング
車検を受けるため、いつから具体的に動き出すべきなのでしょうか。ここでは、車検にかかる日数や、車検を依頼するタイミングについて解説します。
車検は車検満了日の2ヶ月前から準備し始めるのがベター
車を車検に出すのは、車検満了日の1ヶ月前が一般的です。ただし、車検そのものに数日しかかからなくても、希望日に車検が受けられるとは限りません。11~3月の繁忙期や土日祝日だと車検の車が集中し「車検有効期間を過ぎた日しか空いていない」可能性もあります。
車検の期日が近づいたら、満了日の2ヶ月前から準備を始めましょう。まずは、車検を予約するのがおすすめといえます。
- 車検にかかる日数の目安
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車検にかかる日数は、どのような方法で車検を行うかによって異なります。
例えば、自分自身で車検を行うユーザー車検や、オートバックスや車検専門店などに依頼したりする場合は、早ければ当日のうちに車検が完了することもあるでしょう。
一方で、輸入車や高年式の車のように交換部品が手に入りにくい車は、日数が増えることもあるでしょう。
車検の有効期間
車検の有効期間は、車検を受けた日から、法律によって定められた車検有効期間満了日(車検満了日)までです。普通自動車や軽自動車の場合、初度登録からであれば次の検査まで3年間、それ以外の車検(継続検査)では2年ごとです。
車検の有効期間は、車のナンバープレートの区分や、新車として初度登録か2回目以降の車検なのか商用かといった条件で異なります。車種・ナンバープレートの区分ごとの車検の有効期間は、下記のとおりです。
■自家用車の車検の有効期間
車種区分 |
ナンバープレート区分 |
初度登録時 |
2回目以降 |
普通自動車 |
3ナンバー・5ナンバー |
3年 |
2年 |
普通貨物自動車
(車両総重量8t未満) |
1ナンバー・4ナンバー |
2年 |
1年 |
軽自動車 |
5ナンバー |
3年 |
2年 |
軽貨物自動車 |
4ナンバー |
2年 |
2年 |
車検の有効期間が切れた車を運転すると、30日間の免許停止処分を受けるか、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金を科されることになります。
車検有効期間が切れたときの罰則と対応方法
ここでは、車検有効期間が切れたときの罰則と対応方法をご案内します。
- 車検を受け忘れても車検満了日を先送りにはできない
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車検は車検有効期間内なら、いつでも受けられます。しかし、車検を受け忘れて車検有効期間を過ぎてしまえば、いわゆる「車検切れ」の状態です。どんな事情があっても、車検有効期間を延ばして、車検満了日を先送りしてもらうことはできません。
もし、車検が切れた後にあらためて車検に出せば、車検の有効期間開始日自体が後ろにずれ、結果的に次回の車検満了日も先送りされます。ただし、車検が切れているあいだはその車で公道を走ることができません。どうしても車検をずらさなければならない理由がない限り、車検有効期間内に受けましょう。
- 車検を切らして公道を走行すると罰則がある
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車検が切れてしまっても、駐車場やガレージに停めているだけであれば特に問題はありません。しかし、車検切れの車で公道を走行すると、次のような罰則が発生します。
●無車検の車を走らせたときの罰則
車検切れの車で公道で走行した場合は、道路運送車両法第58条違反となります。罰則としては、違反点数6点加算により30日間の免許停止、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科されます。
●自賠責保険の更新をしていないときの罰則
車検切れの車の場合、自賠責保険に加入していない状態になることもあります。自賠責保険切れの状態で走行すると自動車損害賠償保障法第5条違反です。道路運送車両法第58条とは別に、50万円以下の罰金または1年以下の懲役が科されます。
公道を走れなくても車検を受ける方法はある
車検有効期間が過ぎると公道を走行できないため、自動車検査場やカー用品店などに自走できません。
車検を受けられる場所まで陸送(車を陸上で輸送すること)し、車検を受けます。
●積載車を利用して陸送する
自動車検査場や車検取扱業者に、積載車(キャリアカー、セーフティローダーともいう)を手配してもらい、陸送してもらう方法があります。後輪が公道に接しているレッカー車では「自走」扱いとなり、法律違反となることにも注意が必要です。
●仮ナンバー制度を利用して陸送する
車検切れの車でも、一時的に公道を走行できる仮ナンバー制度を利用すれば、自動車検査場や車検取扱業者のところまで陸送できます。仮ナンバーは、正式には臨時運行許可番号標といい、あらかじめ公道走行の目的、経路、期間を特定した上で、特例的に許可してもらうというものです。
仮ナンバーは最寄りの市区町村窓口で、走行期間をカバーする自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)原本、満了日を迎えた車検証など、車を確認できる書類原本のほか、身分証明書(運転免許証やパスポートなど)を持ち込んで申請します。申請できるのは原則的に走行当日です。有効期間は最長5日間となります。
車検の有効期間を確認する方法
車検満了日は、車を購入して初度登録した日や、前回の車検を受けたタイミングによって決まります。ここでは、車検の有効期間を確認する方法をご紹介します。
検査標章で確認する
検査標章は、車検に合格した車に発行されるシールです。車のフロントガラスの運転席側に貼りつけるもので、「車検シール」「車検ステッカー」とも呼ばれています。
検査標章の表側(車の外側から見える面)には、その車の車検が満了する年と月、裏側(車内から見える面)には車検の満了年月日が記載されています。
車検証で確認する
車検証は、その車が保安基準に適合していることを証明する書類で、正式名称は「自動車検査証」です。車検証には、車検の登録日や「有効期間の満了する日※」が記載されているので、車検が切れる日と、次回車検を受けるべき時期がわかります。
※電子車検証には「有効期間の満了する日」の記載がなくなるのでご注意ください。
なお、道路運送車両法により、車検証は車に備えつけておく義務があります。
- 自賠責保険証で確認する
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車検が切れる日は、自賠責保険証(自動車損害賠償責任保険証明書)でも確認できます。
自賠責保険の保険期間は、車検満了日より1ヶ月程度、長く設定されている場合もございます。
オートバックスの公式アプリで確認する
オートバックス公式アプリには、車検証の内容を登録できます。車検証右下にあるQRコード(二次元バーコード)を、スマートフォンのカメラを使ってスキャンしてください。
公式アプリ内の「車のカルテ」には、オートバックスのピットで作業した履歴もすべて記録されており、愛車のメンテナンス管理にご活用いただけます。オートバックスの公式アプリはiOS、Android OSのいずれにも対応しています。
車検を受ける際の流れ
車検を受けるときの流れは、どのようになっているのでしょうか。車検取扱業者によって多少の違いはありますが、ここでは「オートバックス車検」を例にご説明します。
<オートバックス車検の流れ>
STEP1 ウェブサイトやアプリで車検を予約
STEP2 店舗で受付けをする
STEP3 ピットへのご入庫とお見積もり
STEP4 見積内容確認、車検整備内容を決定
STEP5 整備後に自動車検査員が検査を実施
STEP6 精算と車の引き渡し
車検予約のメリット
車検予約をすることによって、具体的にどのようなメリットがあるのか、詳しく見ていきましょう。
- 希望日に車検が受けやすくなる
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車検予約によって、車検を受けたい希望日に受けやすくなります。一般的に土日祝日などは車を持ち込む人が多く、車検取扱業者が混雑する可能性があります。希望日に車検を依頼したい場合は、事前に車検予約することをおすすめします。
うっかり忘れによる車検切れを防ぐ
車検予約によって、車検満了日をうっかり忘れてしまう可能性が低くなることもメリットです。気づいたら車検が切れていたということがないように事前に予約することでうっかり忘れを防げます。
車検予約の注意点
車検の予約をする際には、いくつか気をつけたいこともあります。ここでは、車検予約の注意点について解説します.
車検有効期間が短くならないようにする
車検満了日の1ヶ月前以上前に予約してしまうと、次回までの車検有効期間が短くなります。
仮に、普通自動車で車検満了日が8月31日の場合、8月1日に車検を受ければ、次回の車検満了日は2年後の8月31日です。しかし、1日前の7月31日に車検を受けると、次回の車検満了日は8月31日ではなく7月31日になってしまいます。
つまり、たった1日の違いで、1ヶ月分の有効期間を失ってしまうことになるのです。
車検の繁忙期は予約が取りにくくなることがある
11~3月は、車検の予約が混み合います。繁忙期には、希望日の予約が取りにくいのでご注意ください。
オートバックスで車検を受けるメリット
オートバックスグループでは2022年度に、総台数66.5万台のお客様に車検をご利用いただきました。整備スタッフの技術力や、交換部品を豊富に選べる点も人気の理由ですが、それ以外にも多くのメリットがあります。ここでは、「オートバックス車検」を受けるメリットについてご紹介します。
- メリット1. 車検の見積もりを取ることができる
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オートバックスでは、車検時に見積もりを取ることができます。見積もりをベースに、お客様のカーライフに合わせて、最適なプランを選択可能です。
- メリット2. 事前に公式アプリなどで車検の予約を入れることができる
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オートバックス車検は、公式ウェブサイトや公式アプリを使って、いつでもどこでも車検の予約ができます(一部店舗では車検を承っていないこともございますのでご了承ください)。
※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
>オートバックスアプリ | AUTOBACS公式アプリ
- メリット3. メンテナンスオプションが2年間、無料でついてくる!
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オートバックスでは、オートバックス車検を実施していただいた会員様に、通常は、1台につき税込1,100円(※会員ランクによって異なります。)のメンテナンスオプション2年間分が付帯しております。オイル交換工賃をはじめ、4つのメンテナンスメニューの基本工賃も無料となり、車検後もお得にメンテナンスを受けることができます。
>おトクな会員制度について詳しくはこちら
- メリット4. 業界最長クラスの12ヶ月整備保証を付帯
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オートバックスでは細心の注意を払って法定点検を行っていますが、法定点検整備を実施した箇所に点検・整備作業が原因で不具合が生じたときは、無料で再整備する12ヶ月整備保証をご用意しています。
なお、12ヶ月整備保証が適用となるのは、下記いずれかの状態であることが条件です。
<12ヶ月整備保証の再整備対象>
・法定点検から12ヶ月以内である
・法定点検後の走行距離が20,000km以内である
- メリット5. Vポイントが貯まる・使える
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オートバックスの車検では、税込200円につき1ポイント、Vポイントが貯まります。Vポイントは「1ポイント=1円分」として利用可能です。
まとめ:車検は2ヶ月前から準備を!見積もり比較時には付帯サービスもチェックしよう
車検は車検満了日の2ヶ月前から準備を始め、予約するのがおすすめです。その際には、車検の付帯サービスもチェックしましょう。
ぜひ、オートバックスへの来店と、車検の依頼をご検討ください。
- 「車検」と「法定点検」の違いは?
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車検とは、安全・環境基準への適合を一定期間ごとに国がチェックする制度です。法定点検とは、必要なタイミング(12ヶ月点検・24ヶ月点検)に車を点検し、結果に応じて必要な整備を行うものです。
- どうして車検が必要なの?
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車検は、車が安全に公道を走行できるコンディションか、環境保全性(公害防止)を確保しているかなどをチェックするためのものです。すべてのドライバーが安心・安全なカーライフを満喫するためには必要不可欠です。
- 車検はいつから準備するのがベター?
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車検は、車検満了日の1ヶ月前以内に受けるのが一般的です。車検満了日の2ヶ月前から見積もりを依頼して比較・検討した上で、車検満了日の1ヶ月前に希望日の予約ができるように準備するのがベターです。
- 車検にはどのくらい日数がかかる?
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車検にかかる日数は、車検を行う方法によって異なります。オートバックスでは、車検の見積もりをして、整備箇所が少なく交換部品があれば、持ち込み当日に完了することも可能です。
- 車検切れになってしまったらどうすればいい?
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車検切れの車で公道を走ると、道路運送車両法第58条違反になってしまいます。車検を受けるためには、積載車で車を陸送するか、市区町村窓口に申請して仮ナンバーを取得した上で陸送してください。