自動車メーカーが推奨する交換時期以外のタイミングでエンジンオイル交換を検討する際には、エンジンオイルの劣化具合や量を見極める必要があります。ここでは、エンジンオイルの確認方法について解説します。
オイルレベルゲージは、エンジン内部に備わっている棒状の測定器具です。オイルレベルゲージには、先端に「F」と「E」、「H」と「L」の2つの印(あるいは2つの穴)があります。
オイルレベルがこれらの印のあいだにあれば油量は適切です。仮に、オイルレベルが前回の確認時に比べ先端側に位置していれば、エンジンオイルが足りていないと判断できます。
オイルレベルゲージを使ったエンジンオイルの確認手順は、下記のとおりです。
<オイルレベルゲージによるエンジンオイルの確認手順>
1. エンジンが冷えていることを確認する
2. オイルレベルゲージを一度引き抜く
3. 布やキッチンペーパーで汚れを拭き取る
4. オイルレベルゲージを差し込み、再度引き抜く
5. オイルの色と量を確認する
6. オイルレベルゲージを元に戻す
また、新品のエンジンオイルは、透き通った黄色や薄い茶色です。しかし劣化すると黒や濃い茶色になっていきます。オイルレベルゲージで抜き取った際には色も確認するようにしてください。
ただ、数百kmも走行すれば、エンジンオイルの色は濃くなります。劣化しているかどうか判断に迷う場合は、プロの整備スタッフに見てもらうことをおすすめします。