エンジンオイルと同様に、ATF・CVTFもベースはオイルになりますので時間の経過とともに劣化していき、燃費が悪化したり、ギアが入りにくくなったり、変速ショックが大きくなるなどの症状があらわれます。これはATF・CVTFが熱による酸化や摩耗粉の混入などにより劣化するためです。そのため、フルードとしての役割を最大限に引き出してあげるためには定期的な交換が必要です。
※劣化が進み切ったあとですと、各機構の磨耗、摩耗粉などが、ATFを 新油に変える時にトラブルの原因につながりますので、作業をお断りさせていただく事がございます。まずはお近くのオートバックスへご相談ください。
一方で、お車の取扱説明書を見ると「無交換」や「ご相談ください」などの明確な回答がない場合があります。これはAT・CVT自体の寿命が長くなってきており、基本的に不具合が出ればまるごと交換をする部品となっているという背景があります。
ですので100,000㎞走ったから急に壊れるということは少ないですが、お車を長く保有したい方、燃費を維持したい方は定期的もしくは早い段階での交換をおすすめしております。