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エンジンフラッシングとは?効果と必要性・費用と作業時間など

お客様のお車の状態、使い方に応じておすすめさせていただいているエンジンフラッシング。

そもそもエンジンフラッシングとは何なのか。そのメリット・デメリットと、あわせてメニューの種類や、気になる料金、時間をご説明します。

エンジンフラッシングってなに?

洗剤とブラシの画像
そもそもエンジンフラッシングとは何なのでしょうか。オートバックスのお店で初めて聞いたという方も多いかと思います。

エンジンフラッシングとは、一言で言うと「エンジン内部の洗浄」です。洗車で車のボディーをキレイにするのと同様、実はエンジンの内部も洗浄してクリーニングしてあげた方がよいコンディションの維持に役立ちます。

エンジンフラッシングはエンジンオイル交換の際、専用の洗浄剤やフラッシングオイルを使って一緒に作業をします。

エンジンフラッシングの効果

車のエンジン画像

そもそもエンジンの中って汚れるの?

先程エンジンフラッシングのことを、「エンジン内部の洗浄」といいましたが、そもそもエンジンの内部は汚れるものなのでしょうか。

実はお車の使い方やメンテナンスの状況により度合いは異なりますが、エンジンが動く際に出た金属粉や、古くなり劣化したエンジンオイルが汚れとして内部に付着し堆積することがあります。
エンジン内部に汚れが溜まると起きること
エンジン内部に汚れが溜まると、どういったことが起こるのでしょうか。

よほど酷くない限り、それによりエンジンが壊れるといったことはありませんが下記のようなことが起こることがあります。

1. 燃費が悪くなる
2. パワーがなくなる
3. アイドリングが不安定になる
4. エンジンのかかりが悪くなる

これらの症状を感じたらエンジンフラッシングを試してみてもいいかもしれません。
エンジンフラッシングはやったほうがいいの?
エンジンフラッシングは、車を維持する上で必ず必要なメンテナンスメニューではありません。基本的に、しっかりと定期的にエンジンオイル交換をしてあげれば、エンジンに大きな問題が起こることは抑えられます。

しかし、お車をよりベストなコンディションで維持するためには、おすすめのメニューです。少しオイル交換の期間が延びてしまった時や上記の兆候に該当する場合には実施してみてはいかがでしょうか。

エンジンフラッシングの種類(気になる費用と作業時間)

オートバックスでご用意しているエンジンフラッシングには3つの種類がございます。

1. 機械式洗浄
2. 走行式エンジン内部洗浄剤
3. 簡易フラッシング

お店では、主にこの3つをご用意しております。それぞれの特徴と費用目安を見ていきましょう
1. 機械式洗浄
・費用:約6,000円(税込6,600円)~
・作業時間:オイル交換の時間+15分程度

機械式洗浄は最も洗浄能力の高いメニューです。定期的なメンテナンスにはもちろん、少しオイル交換の期間が空いてしまった場合にもおすすめです。

作業方法は、まず古いオイルを抜き、オイルフィルターも外します。専用の機械をエンジンにつなぎ、洗浄用の薬剤を入れエンジン内部に循環させます。洗浄剤を抜き取り、専用機械を外します。

新しいオイルフィルターに交換し、新しいエンジンオイルを注入して作業終了です。

※オイルフィルターの同時交換が必要となります。
※多走行車など、お車の状態によっては作業をお受けできない場合がございます。

2. 走行式エンジン内部洗浄剤(SOD-1)
・費用:約4,000円(税込4,400円)~
・作業時間:オイル交換の時間+0分

このメニューはSOD-1というエンジンオイル添加剤を使った洗浄メニューです。走りながらじっくりしっかりと汚れを落とすことができます。SOD-1がじっくり汚れを吸着、分解してくれるのでエンジンへの刺激が少なく、長年乗っているお車や多走行車にもおすすめです。

また、オイルにじみを起こしているお車にも有効で、SOD-1の成分が劣化したシール(エンジンの部品同士の隙間を埋めている部品)の隙間を埋め、にじみを改善してくれます。

作業方法は、古いエンジンオイルを抜き、新しいエンジンオイルへSOD-1を混ぜてエンジンに注入するだけなので、余計な待ち時間をいただかず作業ができます。オイルフィルターの同時交換は不要ですが、次のオイル交換時には交換をおすすめしています。
3. 簡易フラッシング
・費用:約2,000円(税込2,200円)~
・作業時間:オイル交換の時間+10分程度

簡易フラッシングは、フラッシングオイルという洗浄能力の高いオイルを使った一番ベーシックな洗浄方法です。ご用意しているメニューの中で、一番安価に作業いただけます。

作業方法は、古いエンジンオイルを抜いた後にフラッシングオイルを入れ、数分間アイドリングをします。この間にフラッシングオイルがエンジンの中を循環し、汚れを落とします。

数分間のアイドリングの後、フラッシングオイルを抜き、オイルフィルターを交換します。その後、新しいエンジンオイルを注入し作業終了です。

※簡易フラッシングの際は、同時にオイルフィルターの交換が必要となります。
※多走行車など、お車の状態によっては作業をお受けできない場合がございます。

フラッシングをする際の注意事項

エンジン内部の汚れを落とし、キレイにしてくれるのがエンジンフラッシングです。
エンジンフラッシングには、実施する際に注意しなければいけないことがあります。

状態によっては故障のリスクあり
一つ目は、何万Kmもオイル交換をしていなかったり、多走行車で過去に数回しかオイル交換をしていないお車で行うと故障のリスクがあるということです。

このようなお車は、エンジン内部にたくさんの汚れが堆積しています。エンジンフラッシングをすれば、それらの汚れをはがすことはできますが、洗浄している際に浮いた汚れがオイルライン(エンジンオイルの通り道)やエンジ内部の部品に詰まってしまう可能性があります。

そうなるとエンジンの部品が正常な働きをすることができず、故障につながるリスクがあります。
エンジンオイルにじみのリスク
二つ目は、エンジンオイルにじみのリスクです。

長年乗られているお車や多走行のお車は、エンジンの部品に使われているシーリングのパッキンが劣化している場合があります。そこへ洗浄能力の強い機械式洗浄をすると、劣化したシールの隙間を埋めていた汚れまで落としてしまい、そこからオイルがにじんできてしまうことがあります。

そういったお車はSOD-1でにじみ対策をしながらやさしく洗浄をしましょう。
機械式洗浄・簡易フラッシングではオイルフィルターの交換も必要
三つ目は、機械式洗浄、簡易フラッシングをした際にはオイルフィルターの交換が必要ということです。

フラッシングは、洗浄液やフラッシングオイルをエンジン内部で循環させ汚れを落とします。その際オイルの汚れをろ過するオイルフィルターも通ることとなりますが、当然取れた汚れがたくさんフィルターに付着します。

そのままだと故障の原因になったり、新しいオイルを入れても、汚れたオイルフィルターを通った際にすぐに汚れてしまいます。

最後に

接客シーン
エンジンフラッシングは、エンジン内部をキレイにして、お車のコンディションをよりよくしてくれます。

その反面、作業できないお車やリスクもありますので、気になった方はまずお近くのオートバックスへぜひご相談ください。お客様のお車に合ったメニューのご提案をさせていただきます。
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