タイヤの残り溝が少ないと、タイヤ本来の安全性能を保てなくなるだけでなく、車検にも通らなくなります。ここでは、タイヤの残り溝が少ないと起きることについて解説します。
タイヤの残り溝が1.6mmを下回ると、車検で不合格になります。
道路運送車両の保安基準第9条に「自動車の空気入ゴムタイヤは、堅ろうで、安全な運行を確保できるものとして、強度、滑り止めに係る性能等に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない」と明記されています。この告示で定める基準が残り溝1.6mmであり、1.6mm未満は整備不良車と扱われるのです。
車検に通らなければ、公道走行はできません。仮にタイヤの残り溝1.6mm未満の普通車で公道走行すると、違反点数と反則金を科される可能性があります。
なお、オートバックスでは安全を期して、タイヤの残り溝が2mm以下の場合、交換をおすすめしています。