冬タイヤの交換時期はいつ?交換タイミングや判断基準について解説

冬場の氷雪路を安全に走行するためには、冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)の使用が不可欠です。しかし、夏タイヤから冬タイヤにどのタイミングで交換すればいいのか、タイヤの安全性能を最大限まで活用して交換するための判断基準はどのようなものなのか、実はよく知らないという人もいるのではないでしょうか。

この記事では、冬タイヤへの交換の最適なタイミングや早期交換のメリットのほか、タイヤの安全性能を見極める判断基準、そして冬タイヤの安全性能を伸ばすための方法について解説します。

カンタン予約・お店で待たない!

タイヤ交換をWEBで予約

カンタン予約・お店で待たない!

タイヤ交換をWEBで予約

冬タイヤへの最適な交換時期は初雪の1ヶ月前

車のタイヤは、安心・安全なカーライフの要となる部分です。特に冬の道路状況は凍結や降雪によって非常に滑りやすくなるため、冬タイヤへの交換時期は注意が必要です。

冬タイヤへの交換は、一般的に初雪の1ヶ月前を目安とするのが最適とされています。これは、突然の気温低下や降雪などで、冬場の道路状況に変わることを想定したものです。

冬タイヤからの交換時期は雪や結氷の終日

一方、冬タイヤから夏タイヤ(サマータイヤ)への交換時期は、雪や結氷が見られなくなった頃が目安です。春の気温上昇や雨天の増加とともに冬タイヤのグリップ力が発揮しにくくなるため、早めの交換がおすすめです。

ただし、夜間や早朝など気温が低い時期には、まだ季節外れの雪が降ったり、路面が凍結したりする可能性があるため、完全に雪や氷がなくなってから交換しましょう。

冬タイヤへの交換を早めに行うメリット

冬タイヤへの交換を早めに行うことで得られることはいくつもあります。ここでは、主なメリットについて解説します。

タイヤの交換待ち時間や在庫切れを心配しなくてもいい

冬タイヤへの交換を早めに行うことで、繁忙期の待ち時間や在庫の問題を回避できます。なぜなら、冬タイヤへの交換需要が高まるシーズン直前には、多くのドライバーがタイヤ交換を希望するためです。

そのためシーズン直前には、タイヤ交換ができる店舗や業者が混雑したり、タイヤサイズの在庫切れを起こしたりといった問題が起きる可能性があります。不測の事態を避けるために、余裕を持って交換しておいたほうが安心です。

慣らし運転を終える頃に本来のグリップ力を発揮できる

新品の冬タイヤは、タイヤの「慣らし運転」が必要とされています。それは、タイヤのトレッド(接地面)に付着した油や汚れを取り除き、本来のグリップ力を得るためには、200km程走る必要があるからです。

慣らし期間はタイヤのグリップ力を100%発揮しにくいため、早めに交換して慣らし運転を終えておき、本来の性能を発揮する準備をしておきましょう。

急な降雪にも慌てなくて済む

冬の天気は非常に変わりやすいもの。急な降雪や冷え込みによる路面凍結が予想される場合、早い段階で冬タイヤに交換していれば、慌てることなくドライブを続けることができます。

安全・安心な冬のドライブを楽しむためにも、早めのタイヤ交換がおすすめです。

冬タイヤの安全性能の判断基準

保管してあった冬タイヤが正しく性能を発揮するかは、適切な判断基準に従って状態を確認することが大切です。必要なら、すぐに新しい冬タイヤを交換しましょう。

ここでは、冬タイヤの安全性能を判断するための基準について見ていきましょう。

新品時から50%摩耗してプラットフォームが露出している

冬タイヤの溝が新品時と比較して50%摩耗すると、氷雪路において本来のグリップ力を発揮できなくなります。

冬タイヤの溝には、「プラットフォーム」というギザギザとした目印があります。これはタイヤの摩耗を知らせるもので、前述のように50%摩耗するとトレッド(接地面)に現れます。「プラットフォーム」が露出していた場合は、すぐに新品に交換しましょう。

残り溝1.6mm未満になってスリップサインが露出している

すべてのタイヤには、残り溝が1.6mm未満になったときに露出する「スリップサイン」が備わっています。タイヤの新品時の溝の深さは、概ね8~10mmです。溝の深さが1.6mm未満になった冬タイヤは摩耗が進行しており、安全性能が大きく低下していると判断できます。

冬タイヤはスリップサインとは別に「プラットフォーム」があるため残り溝が判断しやすいですが、もし1.6mm未満になっていてスリップサインが出ていたら、すぐに新しい冬タイヤに交換してください。

ゴム硬度が60以上になっている

冬タイヤのゴムの硬さは、タイヤのグリップ力などに大きく影響します。ゴム硬度が60以上の場合、冬タイヤのゴムが硬くなっており、安全性能が低下している可能性が高いといえます。

ゴム硬度を確認し、60以上であれば新しい冬タイヤに交換しましょう。
関連記事

>スタッドレスタイヤの寿命は何年?交換時期の見分け方と長持ちのコツ

>スタッドレスタイヤの寿命は何年?交換時期の見分け方と長持ちのコツ

スタッドレスタイヤの寿命は何年?交換時期の見分け方と長持ちのコツ

冬タイヤの安全性能を保つには?

冬タイヤは、氷雪路など特定のシチュエーションにおける使用を前提としています。ただし、正しいケアをしていれば、冬タイヤの寿命を延ばし、安全性能をキープすることが可能です。

ここでは、冬タイヤの寿命を延ばすための方法をご紹介します。

適切な環境で保管する

タイヤの安全性能は、使用していない季節の保管環境によっても大きく影響されます。保管時の直射日光(紫外線)や高温、湿気は、冬タイヤの劣化を早める要因となります。

冬タイヤを保管する際は、換気の良い冷暗所を選ぶことが重要です。また、重ねて保管する場合や壁に立てかける場合は、定期的に位置を変えることで変形や劣化を防ぐことができます。

ただ、外した冬タイヤは、保管に困ってしまうのではないでしょうか。適切な環境を用意するどころか、置く場所に苦労している人も多いかもしれません。

オートバックスでは、「タイヤ保管サービス」を実施しています。冬タイヤの保管場所にお困りの場合は、ぜひご利用ください。

>オートバックスのタイヤ保管サービス

適正な空気圧を保つ

タイヤの空気圧が適正でないと、タイヤが局地的にすり減る「偏摩耗」や「劣化」が進行しやすくなります。特に冬タイヤは、低温の氷雪路での性能を発揮するよう設計されているため、空気圧の管理は重要です。

車の取扱説明書やドア開口部に貼り付けてあるステッカーなどで指定空気圧を確認し、定期的に点検・調整することを心掛けましょう。

夏場に冬タイヤを履いて走行しない

冬タイヤは、夏場の高い気温やアスファルトからの熱によって、劣化が早まる場合があります。また、夏場に劣化した冬タイヤを使用すると、雨中の高速走行時にタイヤが路面から浮き、ハンドル操作できなくなる「アクアプレーニング現象(ハイドロプレーニング現象)」を引き起こすリスクも高くなります。

夏のあいだは、必ず夏タイヤやオールシーズンタイヤに交換して走行するようにすれば、保管してある冬タイヤの安全性能を保つことができるでしょう。

冬タイヤはオートバックスで予約して早めに交換しよう

冬タイヤの交換は、シーズンに入る1ヶ月前が交換作業の予約も取りやすく、在庫も豊富なのでおすすめです。冬タイヤへの交換をオートバックスで行うときにかかる作業工賃の内訳は、下記のようになります。

■オートバックスのタイヤ交換にかかる費用

作業項目 作業工賃
タイヤ・ホイール交換(1本〜) 1,100円(税込)〜
ホイールバランス調整(1本〜) 1,100円(税込)〜
ゴムバルブ交換(1本〜) 275円(税込)〜
窒素ガス充填・補充(1本〜) 550円(税込)~
タイヤ・ホイール交換持ち込み 店舗によって異なる
タイヤ交換の予約はできる?
タイヤ交換できる車種は?
ページトップへ