保管時のタイヤの置き方は、ホイール付きか、ホイール無しかで異なります。
ホイール付きの場合、空気圧を適正値の半分くらい(1~1.5kpa)にし、横置きの保管が理想的です。空気圧を抜くのは保管中にタイヤのゴムやコードに負担をかけないためです。ホイール付きタイヤを縦置きで保管すると、ホイールの重みが接地面に集中するため、その部分のタイヤが変形しフラットスポットができる可能性があります。スペースなどの問題で縦積み保管する場合は、接地面の変形を避けるため、月に一度程度、接地面を変えてもらうのがおすすめです。
一方、タイヤ単体で保管する場合には変形とサイドウォールの傷みを防ぐためにも縦置きがベターですが、半年程度の保管であれば横置きでも問題はありません。
ホイール付き、タイヤ単体、どちらの場合でも横置きでは一番下に置くタイヤに最も負担がかかるため、できれば定期的に上下を入れ替えるとタイヤにより優しいです。また、タイヤを直接地面や床に置くとタイヤの色が移ることがあります。段ボールの上に置いたり、風通しが良いすのこの上に置いたりして保管するようにしましょう。