車検と自賠責保険は一般的に同じタイミングで更新するため、車検切れの車は自賠責保険の有効期間も切れている可能性が濃厚です。車検切れの上、自賠責保険が切れた状態の車を公道で運転すると、科せられる罰則はさらに重くなります。
車検と自賠責保険が共に切れた車を公道で走らせた場合には、刑事処分で80万円以下の罰金、あるいは1年6ヵ月以下の懲役が科せられる可能性があるので注意が必要です。また、違反点数6点加算と免許停止処分(90日間)の行政処分対象にもなります。
そもそも自賠責保険は、交通事故などで相手を死傷させた場合の「最低限の損害賠償」です。任意保険どころか自賠責保険にも加入しないまま事故を起こすと、相手に対する巨額の損害賠償をすべて負わなければなりません。自賠責保険が切れた無保険車の運転は絶対にやめましょう。