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カーナビの地図情報を更新する方法とそれぞれのメリット・デメリット

カーナビを選ぶときは形状や画面サイズ、外部機器との連携機能など検討すべきポイントはたくさんありますが、忘れてはならないのがデータの更新です。ここではカーナビのデータ更新の種類とメリット・デメリットについて解説します。

カーナビのデータ更新とは?

カーナビには道案内のための道路地図に加え目的地設定のための地点情報などが備わっています。使っているうちに道路や橋が新たに開通したり商業施設やレストランがオープンするので、データが徐々に古くなってしまいます。

そこで、カーナビや地図データを作っているメーカーが提供(有償・無償)するデータを利用してカーナビをアップデートするのがデータ更新です。

なぜカーナビのデータ更新が重要なのか?

カーナビのデータが古いままでは、道路や橋が開通していてもルート探索(道案内)に利用されません。また、新たに商業施設やレストランがオープンしていても地点情報として活用(目的地設定)できません。

データ更新はカーナビ本体を買い換えることなくこういった不便を解消してくれます。カーナビを快適に使い続けるためにもデータ更新が重要となります。

データ更新には「差分更新」と「全更新」がある

データ更新には「差分更新」と「全更新」があります。

▶差分更新:現在使用しているデータに、開通した高速道路・有料道路・国道などの変更点のみを書き加える
▶全更新:市街地詳細地図などを含めすべてのデータを一新する

新しいデータが出る毎に更新したいのはもちろんですが、行動範囲に大きな変更がないようであれば最新の「全更新」がリリースされたタイミングでデータ更新するのでもよいかもしれません。

新たに開通する道路やバイパス、インターチェンジは以下のようなサイトでチェックすることもできます。

道路:開通情報 - 国土交通省

カーナビ購入時にチェックすべきポイント

カーナビを選ぶときは無料データ更新のサービス有無とその期間をチェックしたいところです。

その際に注意したいのは、仮にデータ更新が「3年間無償」となっていても、「カーナビを購入してからの3年間」ではなく「そのモデルが発売されてから3年間」の場合があることです。

またデータ更新の内容や方法はメーカーによって異なるほか、同一のメーカーであってもハイエンドモデルとミドルモデルでは具体的な方法が異なるケースもあります。

カーナビのデータ更新をする5つの方法

データ更新にはいくつかの方法があります。いずれかひとつの方法に対応しているカーナビもあれば、複数の方法に対応しているカーナビもあります。

それぞれのメリットとデメリットを知り、購入時の参考にしてみてください。

方法1. ネット経由でデータをダウンロードして更新する

お使いの機種が指定するSDカードなどのメディアを用意します。インターネット経由で専用サイトからデータをダウンロードしてメディアに書き込み、カーナビ本体に読み込ませます。

メリットは次に紹介する「メディアそのものを購入する」に比べるとリーズナブルな傾向にあることです。

デメリットはインターネット環境が必須なことで、カーナビによってはPCに専用アプリをインストールする必要があります。この場合、対応するOS(Windows)が決まっているケースもあるのでカーナビを購入する前に必ずチェックするようにしましょう。
方法2. 更新データの書き込まれたメディアを購入する
あらかじめ新しいデータの入ったメディア(SDカードやDVD)を購入して、本体に挿入し読み込ませる方法です。

この方法ならインターネット環境がなくても問題ありませんが、一方でダウンロード方式に比べると割高になる傾向があります。
方法3. 自動車ディーラーに更新を依頼する
メーカーオプションやディーラーオプションの純正ナビの一部に採用される方法です。メリットは完全にお任せできること。煩わしい作業や設定の必要はありません。

デメリットは「全更新」などは更新に時間がかかることもあって、点検や整備と同時に行うなど依頼するタイミングを選ばなくてはならない点です。
方法4. コネクテッドサービスを利用して更新する
トヨタのT-Connectなど、コネクテッドサービスなどを利用して更新します。メリットはナビ本体の簡単な操作で更新が完結できることで、ほぼ自動更新の感覚です。

一方、対応ナビでなければならなかったり、コネクテッドサービスに加入していなければならないといった面があります。また、通信のための車載端末やスマホが必要になります。

方法5. オートバックスを利用して更新する

オートバックスでは店頭にて更新を承っております。自分で更新するのに自信のない方は店頭スタッフまでぜひご相談ください。

> 近くの店舗を検索する

データ更新に必要になるもの

カーナビの型番

カーナビ本体に表記されている型番、もしくは取扱説明書や保証書、ユーザー登録カードなどで型番を確認します。同一メーカーであっても型番が異なると更新データが異なります。
SDカードなどのメディア(ダウンロードの場合)
ダウンロードして更新するのであればメーカーが指定するメディアを用意します。現在ではSDカードが一般的です。このとき指定のメディア容量を必ず満たすようにしましょう。
通信環境や指定のPC、スマートフォン(ダウンロードの場合)
Wi-Fi環境やPC、スマホを用意します。スマホはテザリングでPCをネットにつなぐのにも使えるほか、メーカーによってはスマホに専用アプリをダウンロードしてデータ更新そのものに利用できるケースもあります。この場合はPC不要です。
更新データの入ったメディア
通販サイトやメーカー直販サイト、オートバックスで更新データが書き込まれたメディアを購入します。メーカーや型番によって異なりますが、SDカードやDVDなどがあります。
会員サービスやサブスクリプションサービスに加入でも
カーナビメーカーや地図メーカーの提供するサービスの登録会員になることで、定額でデータ更新が可能になったりメンバー価格で更新データを入手できるようになります。こういったサービスが付帯しているカーナビであれば、比較的カーナビを最新データに維持しやすいといったメリットがあります。

まとめ

随時データが更新されるスマホの地図アプリに慣れ親しんでる昨今では、古いデータのままカーナビを使い続けることはドライブのストレスになりがちです。

カーナビを選ぶときはデータ更新の方法やアフターを含めたトータルコストにも注目するようにしましょう。
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