自動車整備士を目指したのは、中学生の頃、父親の車の洗車やドレスアップを見たり、手伝ったりして車に興味を持つようになったのがきっかけです。以前はディーラーに勤務していましたが、限られた種類の車だけではなく、様々なメーカーや外車の整備もしてみたいと思い、オートバックスに入社しました。
私は数ある作業の中でも特にエーミングにこだわりを持っています。きっかけはオートバックス内のエーミング研修を受け、エーミングの必要性を知ったことです。その後ネットで検索したり、各メーカーの修理書などでさらに知識を深め、お店の代車や知り合いの車を借りて実際にエーミングを始めました。やり始めた当初はエーミングに必要な工具などがお店には一切ありませんでしたが、エーミングのターゲットと呼ばれるものを各メーカーすべて自分で作り、工具を集め、一通りそろえました。
お客様に作業の説明をするときはどうしたらわかりやすく伝えられるかを考え、意識しています。特にエーミングに関しては、お客様の中にはそもそもエーミングを知らない方もいらっしゃいます。エーミングの必要性を説明するときには、口頭だけでは伝わりづらいのではないかと思い、目で見てわかるような資料を作って工夫しています。
お客様からのありがとうの言葉が何よりもうれしいです。異音点検での修理などの目で見てわからない作業は、完全に直っているかどうかが作業終了後すぐにわからないことがあります。引き渡しの際に「後日電話させていただいていいですか」とあらかじめお伝えし、1,2週間後「その後車の調子はどうですか」と電話で連絡すると、「直っているよ、ありがとう」だとか「気にしてくれていたんだね、ありがとう」という言葉を頂けることがあり、非常にやりがいを感じます。
今は新しい車の機能がどんどん出てきています。今回のエーミングのように新しい機能が出てくるとともにその機能を整備する技術も必要になってきます。私は新たな車の技術が出たら研究し、お客様の車生活を支えていきたいです。