父の影響で、子供の頃から車は身近な存在でした。父は今の僕よりも若い年齢でスカイラインに乗るなど、車に対する愛着が強かったです。それで僕も自然に車に興味を持つようになって、整備士の仕事を選びました。オートバックスに入社したのは、幅広い車種に触ることができるからです。カーディーラーだと車種が限られてしまうので、そうではなく、いろいろな車を見たい知りたいという思いがありました。
接客においては、学生時代の運動部で培った礼儀作法がベースになっています。あとは座っているお客様の前ではこちらも姿勢を低くするなど、お客様と目線の高さを合わせて話をすることも心がけています。車に詳しくないお客様には専門用語を使わずわかりやすく説明したり、ご高齢のお客様の車のお引き渡し時はピットから出しやすいよう車の向きを変えたりなど、細かいところに気を遣って仕事するようにしています。
負けず嫌いで責任感の強い性格なので、お客様に何を聞かれても正確に答えたいし、どんな仕事もやるからには結果を出したいと思っています。難しい案件もありますが、そういうものこそ時間をかけてでもやりきりたいという気概を持って挑戦しています。そのためにも勉強は欠かせません。新しい車が出れば資料を読み込み、その車が自分の勤務する店舗に持ち込まれた時には、まず自分が最初に触りたいと思います。後輩に教える立場でもあるので、自分が作業できない場合も必ず見に行きます。
これからも自分の知識を増やし、技術の向上を目指すのはもちろんのこと、自分の得てきたスキルを後輩に伝えることもしていきたいです。自分自身、入社して1~2年は仕事を覚えるのが大変でいつも気が張っていましたが、慣れた頃に気が緩み、クレームやミスを多発した時期がありました。仕事の難しさを痛感していた中、「また頑張ろう」と気持ちを切り替えられたのは、先輩が話を聞いて励ましてくれたからです。ですから、自分が後輩を指導する時も日頃からしっかりコミュニケーションを取り、必要であればフォローを入れるなどしています。