vol.71
【最新カーナビ事情】GPSだけじゃない、最新技術を活用した色々な使い方!
ここ数年、自動車の進化は目覚ましいものがあります。自動運転機能、衝突被害軽減ブレーキ、誤発進抑制機能など安全なドライブをサポートしてくれる素晴らしい技術が搭載されるようになりました。技術の進歩は安全性だけでなく、車内環境の充実にも貢献し、カーナビゲーションシステムを中心とした情報機能の連携が注目を集めています。ここでは最新技術を搭載したカーナビにスポットを当て、その魅力に迫ります!
カーライフには欠かせない、カーナビゲーションシステム
カーナビゲーションシステム、通称「カーナビ」。人工衛星からの電波で測位するGPS(グローバル・ポジショニング・システム)を利用し、目的地までのルートを案内する便利なガジェットですが、最近は飛躍的に精度が向上し、より快適なルートを提供できるようになりました。カーナビの進化は自動車の利便性を大きく向上させ“カーライフの必需品”として高い人気を誇っています。
ドライバーのなかには「カーナビなんていらないよ、スマホのナビアプリで十分」という方もいるようですが、最近のカーナビはルート案内の正確性だけでなく、数多くの機能を搭載することでドライブの楽しさをグレードアップしてくれるのです。
日進月歩で進化を遂げる、カーナビの最新機能を知る
カーナビの進化は日進月歩。ルート案内の精度向上とともに、膨大な情報を提供してくれる情報機器としても進化を遂げています。ここでは、最新カーナビの主な特徴をピックアップし、その魅力を探ります。
<豊富な情報量>
最近のカーナビはルート案内の精度が向上され、VICSと呼ばれる交通情報をリアルタイムで受信して常に最適なルートへと修正してくれます。また、目的地や走行しているルート上の情報を引き出すことができ、情報サイトと連動させたモデルではレストランやカフェなどを検索することもできます。また、ガソリンスタンドの場所だけでなく、ガソリンの価格、営業時間を表示できる機種も登場しています。
<操作性>
以前までのカーナビは操作するためのリモコンが付属していましたが、最近のモデルはスマホと同様、静電式のタッチパネルや音声認識を搭載することで直感的な操作が可能になりました。目的地を設定する時にリモコン操作でモタモタしていたのは昔の話。また、スマホと連動させて、様々なパーソナルデータを共有することも可能になっています。
<画面の大型化>
カーナビの進化はディスプレイの進化でもあり、最近のトレンドは画面の大型化と液晶画面の美しさです。取り付ける車種やインパネの形状にもよりますが、より高画質なWXGA液晶や11インチ大画面を採用したモデルも登場し、より視認性を向上しているのが特徴。ディスプレイの大型化は走行中に視線を外すことなく運転できるので安全性にも貢献してくれます。
<カメラとの連動>
カメラと連動させることでバックビューモニターとして使えるモデルも増えています。また、車両の先端に取り付けたカメラによって、見通しの悪いT字路などでも左右から来る車や歩行者の映像をディスプレイ上で確認できる機種も登場。
<ドライブレコーダー機能>
前後にカメラを備えているモデルでは、ドライブレコーダー機能を持つモデルもあります。万が一の事故やトラブルをしっかりと記録することは、自己防衛としても大きく貢献してくれます。
<ヘッドアップディスプレイ>
メインのディスプレイとは別にヘッドアップディスプレイを用意している機種も増えています。これはフロントガラス上にディスプレイを別に設け(フロントガラスに映し出すモデルもある)、運転中に視線を外すことなく情報を得ることができる便利なシステムとして注目を集めています。
<音楽機能>
最近のカーナビはスマホや音楽プレイヤーをBluetoothまたはUSB接続することで再生できる機能を備えています。「CarPlay」や「AndroidAuto」などのアプリを使用して、ドライブ中にCDを入れ替えることなくお気に入りの曲を楽しむことができる機能を搭載した機種も登場。さらには独自のミュージックチャンネルによって、ドライブシーンに合わせて自動的に音楽をセレクトしてくれるモデルもあり、音楽配信との連動やハイレゾ対応など音楽に対する機能性の進化が最新カーナビの魅力になっているのです。
今、大注目のカーナビをセレクト!
まずは性能を比較するために、専門ショップで体験してみよう!
カーナビはメーカーや機種、グレードによって特徴に違いがあります。そこで「自分がどの機能を優先するのか」を考え、実際に試してみることが重要。機能と予算、そして自分の車に装着することができるのかを知識豊富なスタッフにしっかりと伝えましょう。数多くの機種をしっかりと吟味し、実際に試してみることが“間違いのないカーナビ選び”の秘訣です。