VECafe

Vol.46

 

「どんな頻度でクルマを運転しますか」
冬場は燃費が下がるってホント!?冬でも燃費向上大作戦

読者アンケート「どんな頻度でクルマを運転しますか」冬場は燃費が下がるってホント!?冬でも燃費向上大作戦

オートバックス・ドットコムのメールマガジンで「どんな頻度でクルマを運転しますか」というアンケートを実施しました。それによると全体の半数を超える52%の方が「ほぼ毎日」と回答されています。さらに2位が「週1~2回」(25%)、3位が「週3~4回」(16%)となっていますので、最低でも週に1回は運転するという方がなんと93%もいるということになります。

円グラフ

皆さん、頻繁に運転されていることが今回のアンケートからわかりました。そして頻繁に運転をするとなると気になるのが燃費ですよね。そんな燃費ですが、気温が下がると燃費も低下することをご存じですか? グッと冷え込む冬場は、同じクルマでも燃費も悪くなってしまうのです。そこで今回は冬場でも燃費を落とさないテクニックをご紹介します。

冬場に燃費が下がるってホント?

財団法人省エネルギーセンターの「ReCoo会員燃費データの季節変動」によると、1年の中で燃費が良い季節は春と秋。1日の平均温度が20℃前後のとき、一番燃費が良いとされています。これに対して夏と冬は燃費が落ち気味で特に冬は大幅に燃費が落ち込むとのデータが出ています。寒冷地では、月別燃費の差が30%弱に達したそうです。

冬場に燃費が下がるってホント?

冬に燃費が落ちてしまう原因としては主に以下の2点が挙げられます。

1.エアコンの利用

夏もエアコンを使いますが、窓を開けて走るだけでも比較的早めに温度が下がります。これに対し冬はエアコンで暖めるしかないため、ガソリンの消費が増えます。

2.エンジンの冷え

エンジンは、ある温度でパワーを発揮するようにできているので、気温の低い冬場は少しでも早くエンジンが暖まるように回転数を上げます。これをアイドルアップと言いますが、それが原因で夏場よりも多くガソリンを消費してしまうんです。

さらに空気は温度が下がると密度が高くなるという特性もあり、それに合わせて多くのガソリンを噴射します。そのほかにもエンジンオイルが冷えると粘度が高まり、抵抗が増えて燃費が悪化するなど、さまざまな要因で燃費が低下してしまいます。そのほか、エンジンを暖める暖気(アイドリング)もガソリンを消費する原因です。

クルマの中を暖めるのも、エンジンを温めるのもほかの季節に比べ時間がかかるため、ガソリンの消費も増えてしまうということですね。それではどうすればこの燃費の悪さを防ぐことができるのでしょう?

冬場の燃費悪化を防ぐ方法

冬の燃費悪化を防ぐには、できるだけアイドリングを控えることが効果的です。クルマは走行時だけでなく、アイドリング中であってもガソリンを消費します。特にエアコンを入れた状態でアイドリングをすれば、その消費はさらに大きくなります。ほんの5~10分程度だからと思っても、塵も積もれば山となってしまいますよ。夏場も同じですが、ガソリンの消費が大きい冬場は効果も上がるというわけです。

そして次にオススメする方法はエアコンの使い方です。実はクルマで暖房を使うだけであれば、ガソリンは消費されません。なぜならクルマの暖房はエンジンの排熱を利用しているため、冷房に比べ電気をほとんど使っていないからです。でも暖房をずっと入れているとガソリンの減りは早くなると思われる方も多いかもしれません。それはコンプレッサーを使っているからなんです。

コンプレッサーには循環する空気の湿度を取り除く機能があります。クルマを運転していて外気温との差によって窓が曇ってしまうことがありますよね。コンプレッサーはその曇りを取る働きもしています。このコンプレッサーを動かすには大きな電力が必要となるため、ガソリンの消費も増えることになります。

そこで窓が曇っていないときなどには、このコンプレッサーのスイッチ(通常A/Cと記載されています)を切ることでガソリンの消費を抑えることができます。

オイルなどもこまめに交換しよう

エンジンオイルが劣化するとエンジン内部に不純物が溜まり、エンジンの性能が発揮できなくなります。これも燃費悪化の要因となりますので、エンジンオイルはこまめに交換することをオススメします。また燃費を良くするためのエコオイルの使用も効果的。一般的に燃費が5~6%は向上するといわれています。

ほかに燃費悪化を防ぐにはタイヤの空気圧を高めに調整するという方法もあります。タイヤは空気圧が低下すると走行中のタイヤの変形も大きくなります。これによってタイヤが転がる際の抵抗が増え、走行時に使用するガソリンの消費も増えることになります。ただしあまり高めにし過ぎても効果はありませんので、最適な空気圧にするためにはショップなどで専門家にご相談することをオススメします。

頻繁に運転される方にとって燃費の悪化は死活問題ですよね。でも今回ご紹介したようにちょっとした心がけで燃費悪化を防ぐことが可能になります。皆さまもこまめなチェックを忘れずに燃費を抑えたエコドライブを楽しみましょう! エコグッズをお探しの際は、ぜひオートバックスのネットショップもご覧ください。

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