Vol.41
「どんな道路での運転が最もワクワクしますか?」アライメント調整で走る楽しさがアップ!
オートバックス・ドットコムのメールマガジンで「どんな道路での運転が最もワクワクしますか?」というアンケートを実施しました。その結果、半数近い43%の人がくねくねの山道と回答しています。皆さん、ステアリングやシフトを操作しながら走るのが好きなんですね! じつは私もワインディングロードが大好きで、クルマを操っている感覚はいつでもワクワクしてしまいます。
そして、峠道では足まわりはとっても大切! せっかく楽しいドライブでも、クルマに問題があれば大変です。そこでより走りに磨きをかけてくれる、足まわりのメンテナンス&セッティング「アライメント調整」についてご紹介します。
アライメント調整とは? その効果は?
アライメント調整といってもすぐにピンと来る方はそれほど多くはないのではないでしょうか?アライメント調整を簡単にご説明すると、クルマの車輪の向きや四輪の方向を正しく調整するということです。ホイール(車軸)アライメント、四輪アライメントとも呼ばれています。
アライメントは日本語で「整列」もしくは「位置合わせ」と訳されます。クルマに長年乗っていると、衝撃などによってクルマとタイヤの取つけ角度に少しずつズレが生じます。このズレを正常な状態に戻すことをアライメント調整といいます。
クルマを運転していると、「よく轍(わだち)などでハンドルを取られる」「勝手に右や左に寄っている気がする」「ガタガタ、コトコトと振動が多い」「タイヤが外側(内側)ばかり減っている」のようなことはありませんか? その原因の一つにアライメントのズレがあります。
普段の運転でも気持ちよく走れないクルマで、くねくねの山道を楽しく走るなんて無理ですよね。それどころか、とっても危険! そこでアライメント調整を行うわけです。そういった意味でもアライメント調整を行うことは、どんな道であっても安全に楽しく走るためには必要不可欠なことだと言えるでしょう。
トー/キャンバー/キャスターとは
アライメント調整では、「トー」「キャンバー」「キャスター」という3つの角度を調整します。以下では、それぞれについてご説明します。
トー
車体を上から見た際に、タイヤの先が車体に対してどう向いているかを表します。トーは日本語で「つま先」のこと差し、つま先が内向きか、外向きかを角度で表現しているわけです。スキーのボーゲンをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれませんね!
内側に向いていればトーイン、外側に向いていればトーアウトといいます。このトーにズレがあると、クルマの直進性やコーナリング性能に大きな影響を与えます。
キャンバー
車体を前もしくは後ろから見た際、タイヤがどれだけ傾いて取りつけられているかを表します。「ハ」の字であればネガティブキャンバー、逆に「V」の字であればポジティブキャンバーといいます。キャンバーはトーと連動しているため、トー同様に直進性とコーナリング性能に影響を与えます。
キャスター
車体を横から見た際の前輪(後輪駆動の場合は後輪)の回転軸の傾き角度です。キャスター角が大きいほど、直進安定性が増します。
調整はテスターで行います
アライメントの調整は専用のテスターを使って行うので、個人では正確に調整することは困難です。必ず専門の店舗で調整してもらうようにしましょう。タイヤが偏摩耗している、内減りが起きている、車が左に流れるといった現象を感じたらすぐに店舗に持ち込んでアライメント調整を行うことをオススメします。もちろんオートバックスでもアライメント調整に対応していますので、お気軽にご相談くださいね。