vol.25
「オイル交換は予約しますか?」
ベースオイルや品質規格って何?エンジンオイルはパッケージを見れば違いがわかる!
オートバックス・ドットコムのメールマガジンで行った「オイル交換は予約しますか?」という読者アンケートによると、お答えいただいた5割の方が「直接店舗に行く」、4割の方が「事前予約をする」という結果でした。さて、そんなエンジンオイルですが、一体何を基準に選べばよいのでしょうか?
【オイル交換は予約しますか?】
そもそもエンジンオイルの基準って何?
エンジンオイルには品質分類を定める「API規格」、省燃費性を定める「ILSAC規格」、粘度を定める「SAE規格」など、製品の性能を示すさまざまな規格が設定されています。交換用のオイルを探す場合、パッケージや缶に記載されているこれらの規格を見て選ぶのが基本です。
ベースオイルには、どんな種類があるの?
一般的なエンジンオイルに使われているベースオイルは、「100%化学合成油」「部分合成油」「鉱物油」の3種類があります。
◎100%化学合成油
劣化のしにくさ、始動性のよさ、オイルの減りにくさ、流動性の高さなど、すべてにおいてトップクラスのベースオイルです。クルマをより大切に扱いたい、思いっきりスポーツ走行を楽しみたいという方にオススメです。
◎部分合成油
100%化学合成油と鉱物油の中間に位置するコストパフォーマンスに優れたベースオイル。基本性能が高く、それでいて値段も手頃なので人気があります。毎日クルマに乗る方や高速道路を運転する方にオススメです。
◎鉱物油
もっともポピュラーなベースオイル。3種類の中では一番安価ですが、オイルそのものが劣化しやすいといった特徴があります。そのため、こまめな交換が必要です。
性能を細分化した品質規格「API規格」って何?
エンジンオイルの性能を細分化した、「API規格」というものがあります。こちらでは、オイル選びで知ってて得する「API規格」について詳しくご紹介します。今回は現在販売されている「SE」からご説明しますので、ぜひ参考にしてみてください。
SE | 1971年式以降の米国乗用車および一部のガソリントラック車用。 |
SF | 1980年式以降の米国乗用車および一部のガソリントラック車用。 |
SG | 1989年以降のガソリン乗用車、バン、軽トラック用。 |
SH | 1993年以降のガソリン車に対応。SGの最低性能基準を上回る性能を有する。 |
SJ | 1996年以降のガソリン車に適用。SHの最低性能基準を上回る性能を有する。 |
SL | 2001年以降のガソリン車に適用。SJの最低性能基準を上回る性能を有し、厳しいオイル揮発試験に合格した環境対策規格。 |
SM | 省燃費性能の向上、有害な排気ガスの低減、エンジンオイルの耐久性を向上させた環境対応オイル。 |
SN | 省燃費性能、オイル耐久性、触媒システム保護性能の改善が求められる現時点の最高規格。 |
基本的にはSNに近づくほど性能が高くなっていきます。グレードが高い規格は基本性能だけでなく、省燃費性能および環境への配慮にも優れているのが特徴です。上記で紹介したベースオイルやさまざまな規格を参考に、あなたのカーライフに適したオイルを選んでみてくださいね! もし悩んでしまったら、お気軽にオートバックスのスタッフにお尋ねください♪ オートバックスでは、皆さんからのアンケート応募も大募集中ですのでメールマガジンをご利用いただければ幸いです。
