車を手放す方法と最適なタイミングとは?必要な手続きと注意点も解説

車を手放す際には、主に買取業者に買い取ってもらう方法や、カーディーラーなどに下取りしてもらう方法があります。買い替えの有無や車の状態によって、どの方法を選ぶかが変わってくるので、最適な方法を選びたいところです。

この記事では、車を手放す主な方法や手放すのに適したタイミングのほか、手放す際の手続きと注意点について解説します。

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車を手放す主な方法

車を手放す方法には、車の購入計画や所有車の状態などによって、いくつかの選択肢があります。まずは、車を手放す主な方法をご紹介します。

次に買う車が決まっていて手放す場合

次に新しい車を購入することが決まっており、現在所有する車を手放す場合には、新しい車を購入するカーディーラーや販売店に下取りに出す方法があります。

この方法のメリットは、新しい車を購入する際の手続きと、車の売却手続きをいっしょに行うことができ、手間が少なくて済むことです。

次に買う車が決まっておらず手放す場合

車を手放す際に、次の車の購入がまだ決まっていない場合は、買取業者を利用する方法が最適といえるでしょう。

買取業者に車を買い取ってもらうメリットは、複数の買取業者に査定を依頼すると、業者間での競争原理が働き、高額での売却が期待できることにあります。

一方で、複数の買取業者から見積もりを取り、比較・検討する場合には、それなりの手間や時間を要します。インターネットの車買取一括査定サービスを利用して、多数の買取業者に同時に査定を依頼する方法もあります。

車の状態が悪いため廃車(永久抹消)にする場合

車の内外装や機関系の状態が悪かったり、不動車や過走行車だったりして査定価格がつかず、売却が困難だという場合には、廃車(永久抹消)を選択することも1つの方法です。

車の下取りと買取については、下記の記事もご覧ください。

車を手放す際の手続き

車を手放す際には、いくつかのステップを踏む必要があります。これらのステップをきちんと理解し、適切な準備をするようにしましょう。

車を手放す際の手続きは、下記のとおりです。

1. どのように手放すかを決める

まずは、車をどのように手放すかを決める必要があります。前述したように、カーディーラーなどでの下取りや買取業者での買取、または廃車が一般的な選択肢といえます。

どのように手放すかは、次に購入する車が決まっているかどうかや車の状態のほか、車の購入に必要な資金があるかどうかにもとづいて、判断してください。

2. 複数の買取業者へ査定依頼、あるいはカーディーラーに下取り依頼

車を売却すると決めた場合には、複数の買取業者・廃車業者に査定を依頼して、見積もりを出してもらうことをおすすめします。複数の見積もりを比較・検討することにより、高額で売却できる可能性が高くなるからです。

次に購入する車が決まっている場合は、車を購入するカーディーラーや販売店に下取りを依頼することも可能で手間も省けますが、買取業者へ売却することも可能です。

3. 査定価格・下取り金額を見て契約を決める

売却先を決める際は見積もりの段階で以下の内容を確認しましょう。提示された見積金額だけで判断するのは危険です。

① 車両・名義変更書類の引渡しから入金までの日数:1週間以上かかる場合もあるようです。
② 見積時から契約時に追加で発生する費用はないか:引取料や名義変更費用など。見積時に説明があればOK。
③ 成約後の減額はないか:車両や名義変更書類を引き渡した後に減額を言われ、トラブルに発展するケースも…。
④ リサイクル料預託金の返金はあるのか:見積に含まれている場合と別途返金の場合があります。

買取・廃車買取の場合は、複数の見積もりを比較・検討し、最適な買取業者を選びます。査定価格に納得したら、売却契約に移行します。なお、口頭による査定価格の連絡は、トラブルの原因になりかねません。見積もりを形として残る形で受け取っておくと安心です。

下取りの場合も、カーディーラーなどが提出した下取り金額に同意したら、売却と新しい車の購入に関する契約手続きの準備を行いましょう。

4. 車を手放す際に必要な書類などを準備する

車を手放す際には、車検証(自動車検査証)や自賠責保険証明書などの書類や実印などが必要です。車の売却に必要な書類は、下記のとおりです。

■車の売却に必要な書類

書類名 目的
自動車検査証(車検証) 売却車が車検を完了していることを確認するため
自賠責保険証明書 売却車が自賠責保険に加入していることを確認するため
自動車税(種別割)納税証明書 売却車の自動車税(種別割)納付を証明するため ※1
自動車リサイクル券 車の購入時にリサイクル料金を預託したことを証明するため
委任状・譲渡証明書 買取業者・カーディーラーが名義変更手続きを行うため
振込先情報 買取業者が車の買取金額を入金するため
印鑑登録証明書 普通車売却には発行日から3ヶ月以内のものが必要 ※2
自動車検査証記入申請書 軽自動車売却の場合に必要

※1 廃車(永久抹消)の場合には自動車税(種別割)納税証明書は不要。
※2 名義変更時点で3ヶ月以内。買取業者がそのままオークションで売却する場合は取りたてのものを用意する。(オークションで落札や業者は、落札の翌月末までに名義変更しなければならないため最長2ヶ月の余裕が必要)

このほか、普通車の場合は印鑑登録された実印、軽自動車の場合は認印が必要です。車検証に記載されている名義や住所が現名義・現住所と異なる場合は、戸籍謄本や住民票の写しを求められることがあるので注意しましょう。

5. 売却手続きをする

必要な書類などが揃ったら、売却手続きを進めます。契約書の内容を確認の上、サインや押印を行ってください。下取りの場合は、下取り額を差し引いた金額を、新しい車の購入代金として支払います。カーローンを組むか、現金による一括払いにするかを選びましょう。

6. 車を買取先に引き渡す

売却手続きが完了したら、車を買取業者に引き渡します。下取りの場合は、新しい車が納車されるまで、現在の所有車を使用することが可能です。

なお、車の引き渡しの際には、トランクルームやグローブボックスに私物を置き忘れたり、カーナビの履歴などを消去したりすることを忘れないようにしましょう。

7. 売却金の受け取りあるいは納車

買取と廃車の場合は、買取業者・廃車業者から売却金を受け取ります。買取業者から直接手渡されることもありますが、金融機関の指定口座への振り込みが一般的です。

車を売却するときの流れについては、下記の記事もご覧ください。

車を手放すのに適したタイミングとは?

車を手放す際には、高く売れるタイミングを把握することが重要です。ここでは、車を手放すのに適したタイミングについてご紹介します。

車検(継続検査)前

車検(継続検査)が近づいたら、車を手放す絶好のタイミングといえます。

車の安全性や環境保全性(公害防止)の確保のために国が定めた検査制度である車検(継続検査)は、自家用乗用車の場合、2年ごとに受けなければなりません。車検に通すには費用がかかるため、その前に車を売却すると車検費用を節約できます。

自動車税(種別割)の納付前

毎年3月までは、車を手放すのに適したタイミングです。それは4月1日時点で車を所有していると、その年度分の自動車税(種別割)が課税されるからです。自動車税(種別割)の基準税額は下記のとおりです。

■自動車税(種別割)の基準税額(自家用乗用車の場合)

総排気量 2019年10月1日以降の
新規登録車の税額
2019年9月30日以前の
新規登録車の税額
1L以下(電気自動車などを含む) 2万5,000円 2万9,500円
1L超 1.5L以下 3万500円 3万4,500円
1.5L超 2L以下 3万6,000円 3万9,500円
2L超 2.5L以下 4万3,500円 4万5,000円
2.5L超 3L以下 5万円 5万1,000円
3L超 3.5L以下 5万7,000円 5万8,000円
3.5L超 4L以下 6万5,500円 6万6,500円

※軽自動車は原則として1万800円

車を手放すタイミングについては、下記の記事もご覧ください。

車を手放す際の注意点

車を手放す際には、いくつか気をつけたいポイントがあります。これらのポイントを念頭に置いておくことで、安心かつスムーズに車の売却ができるでしょう。最後に、車を手放す際の注意点について解説します。

信用できる買取業者に売却する

車を売却する際は、信頼できる買取業者を選ぶことが重要です。なぜなら、車の売買におけるさまざまなトラブルが、実際に独立行政法人国民生活センターに報告されているからです。

悪質な買取業者から「査定時に強引に契約させられた」あるいは「キャンセルしたら高額のキャンセル料を提示された」という例もあります。

また「提示された金額が高かったため契約手続きを進めたら、引取手数料や名義変更手数料などを引かれ、結局安くなった」とか、中には「契約が完了し入金を待っていたら、買取業者から連絡が来て、よく見たら修復歴が有ったので減額して入金すると言われた」など、当初の見積額と実際の入金額が違うということもあるようです。

車を売却するなら評判や実績を確認し、適切な査定を行ってくれる買取業者を選びましょう。

カーローンの残債や自動車税(種別割)の納付状況を確認する

車を売却する前に、カーローンの返済状況を確認しましょう。

また、自動車税(種別割)の納付状況の確認も重要です。売却時点で未納の税金があると、売却手続きに支障をきたす可能性がありますが、車両代から差し引かれるだけで済む場合もあるので買取店に相談してください。

車を手放した後の生活を想定しておく

車を手放した後、どのような生活スタイルにするのかを事前に考えておくことも大切です。

すぐに車を購入しない場合、車の代替の交通手段として公共交通機関の利用や、必要に応じてレンタカーやカーシェアリング、カーリースの利用も検討してみましょう。

自動車保険の中断手続きを忘れずに行う

車を売却した後は、自動車保険の「中断証明書」の発行手続きを忘れずに行う必要があります。保険を解約すると、保険料を決める保険等級がリセットされてしまうため、次に車を購入した際の保険料が高くなってしまう可能性があるからです。

中断証明書があれば、一定期間、中断時の等級を維持できます。加入している保険会社に相談し、必要な手続きを行っておきましょう。

車の売却はオートバックスカーズの車買取を利用しよう

車を売却する場合、カーディーラーでの下取りや買取業者に買い取ってもらうといった方法が挙げられます。

車の売却を検討している場合は、信頼と実績のある買取業者を選ぶことも大切なポイントです。2023年 オリコン顧客満足度®ランキング 車買取会社 「担当者の接客力」で5年連続NO.1の評価を受けているオートバックスカーズは、安心していただける車買取を実施しております。

オートバックスカーズの車買取は、特許取得の査定システム「査定Dr.」で査定を行い、買取見積を書面で発行します。さらに、じっくりと廃却の検討をしていただくために、査定価格を5日間保証しております。

車の買い取りをご検討の際は、ぜひオートバックスカーズの車買取をご利用ください。

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