引越しで必要になる車の手続きは?車庫証明や免許、車検証の変更方法
引越したら車の変更手続きも必要になります。車庫証明や車検証、ナンバープレートなどの変更方法と手続きをしない場合のリスクも合わせてご紹介します。
引越しで必要になる車の手続き
引越しした際に必要になる、車に関する手続きには以下のものがあります。
必要な手続き | 期限 | 費用 |
---|---|---|
運転免許証の住所変更 | 引越し後できるだけすぐ | 無料 |
車庫証明の変更 | 住所変更後15日以内 | 申請手数料:2,100円程度 標章交付手数料:500円程度 ※地域により異なる |
車検証の変更 | 住所変更後15日以内 | 登録手数料:350円 |
ナンバープレートの変更 | 住所変更後15日以内 | 普通自動車 2,000円程度 軽自動車 1,500円程度 ※地域により異なる |
自賠責保険の住所変更 | 引越し後できるだけすぐ | 無料 |
自動車保険(任意保険)の住所変更 | 引越し後できるだけすぐ | 無料 |
引越しで免許証に関わる手続き
引越しで住所が変わったら、運転免許証の記載事項変更手続きが必要になります。
申請先
運転免許センターもしくは新しい住所のある都道府県の警察署
一部、更新手続きのできない警察署がありますので、詳しくは各警察のホームページをご確認ください。
申請に必要なもの
・運転免許証
・運転免許証記載事項変更届
・新しい住所を確認できる書類 1通(例:住民票の写し※1、健康保険証、マイナンバーカード※2、身分証明書、新住所に届いた郵便物等※3)
※1 申請日前6ヶ月以内に発行されたもの。コピー・複製等をしたものは不可
※2 マイナンバーカードの通知カードは不可
※3 転送されたもの、宛名がカタカナで記載されているもの、住所が町名からのみ記載されているものは不可
費用
記載事項変更手続きの手数料は無料です。
引越しで車庫証明に関わる手続き

車庫証明とは自動車保管場所証明書のことです。引越しによる変更登録に際して、普通自動車は保管場所証明申請の手続き、軽自動車は保管場所届出が必要です。ただし、引越し先の住所が各都道府県ごとに定められた「適用除外地域」に該当する時は、手続きの必要はありません。
申請先
引越し先の新しい保管場所の所在地を管轄する警察署
申請に必要なもの
自己の土地・建物を使用する場合
1)自動車保管場所証明申請書
2)保管場所標章交付申請書
3)保管場所の所在図・配置図
4)保管場所の使用権原を疎明する書面(自認書)
5)使用の本拠の位置が確認できるもの※
賃貸駐車場などの場合
上記4)の自認書の代わりに保管場所使用承諾証明書を用意
※電気・ガス等の公共料金の領収書、消印のある郵便物、運転免許証、自動車検査証(軽自動車に限る)などを指します。
費用
申請手数料は地域によって異なります。申請時に2,100円程度、交付時に500円程度必要になります。
引越しで車検証に関わる手続き

引越しをして住所が変わったら車検証の「変更登録の手続き」を行う必要があります。単身赴任など住民票を移さない場合であっても、車を日常的に使用・管理する場所が変更になるのであれば変更登録が必須です。
似たような手続きに「移転登録」がありますが、こちらは車の売買によって名義が変わる場合のものです。混同しやすいので注意しましょう。また軽自動車については「検査事項の変更手続き」が必要になります。
申請先
普通自動車(白のナンバープレート):運輸支局・自動車検査登録事務所
軽自動車(黄色のナンバープレート):軽自動車検査協会事務所・支所・分室
申請に必要なもの
普通自動車の場合
車検証、申請書、手数料納付書のほか、住民票や住居表示変更通知書などが必要です。住民票については発行後3ヶ月以内で、マイナンバーが記載されていないことが条件となっています。
また、手続きまでに2回以上転居している場合は、住所のつながりが証明できる住民票の除票もしくは戸籍の附票も必要となります。
軽自動車の場合
車検証と申請依頼書(自動車検査登録印紙を添付)に加え、新しい住所を証明する書面(発行されてから3ヶ月以内)として次のいずれか1点が必要となります。コピーやカメラで撮影したものは不可です。
・住民票の写し(マイナンバーが記載されていないもの)
・印鑑(登録)証明書
費用
・普通自動車の登録手数料:350円
・軽自動車の「自動車検査証記載事項の変更」申請手数料:無料
オンライン申請も可能
変更登録はオンラインで申請することも可能です。
引越しでナンバープレートに関わる手続き

変更前に住んでいたところと引越し先を管轄する陸運支局が異なる場合は、車検証の変更登録時にナンバープレートも新しいものへ付け替えることになります。
費用
ナンバープレートを変えるための費用は地域によって異なりますが、普通自動車が2,000円程度、軽自動車が1,500円程度となっています。
必要な書類
・申請書(運輸支局で配布)
・自動車税申告書または軽自動車税申告書(運輸支局で配布)
・変更の事実を証明する書面
・自動車検査証
ナンバープレート変更と猶予期間
オンラインで変更登録申請をおこなった時はナンバープレートの変更が次回の車検時まで猶予されます。
引越しで保険に関わる手続き
引越しで住所が変わったら、自賠責保険(強制保険)や自動車保険(任意保険)も変更の手続きが必要です。
自賠責保険と自動車保険
手続きのための書類は加入している保険会社によって異なることがありますので、保険証に記載されている加入会社に問い合わせるようにしましょう。
申請先
加入している保険会社や代理店。保険会社によってはオンラインでの手続きも受け付けています。
自賠責保険の申請に必要なものの例
・自動車損害賠償責任保険承認請求書
・自賠責保険証明書
・印鑑
各種手続きを忘れた場合は?
車検証の変更登録手続きを怠った時のデメリット
車検証の変更登録手続きを怠ると、リコールの案内(車の欠陥に関する重要な通知)、税金や保険のお知らせが届かないといったことがあります。また、盗難や事故の時に所有者や使用者の確認が遅れるといったことも考えられます。さらには、罰金刑に処される場合もあります。
車検証の変更は15日以内にする
車の所有者は、型式や車体番号、所有者の氏名・住所などに変更があった場合、15日以内に変更登録の申請を行う必要があります(道路運送車両法 第12条)。
これを怠ると50万円以下の罰金が科される可能性があります。罰則を避けるためにも、住所変更は速やかに行いましょう。
車庫証明にまつわる手続きを怠った時のデメリット
保管場所の不届け、虚偽届出については、罰則として10万円以下の罰金となります。
車庫証明の変更は15日以内にする
引越し後の車庫証明の住所変更は15日以内に行うことが法律で義務付けられています(自動車の保管場所の確保等に関する法律第7条)。申請から発行までは通常3〜7日かかるため、引越しから1週間以内の手続きが理想的です。
住所変更を怠ると、「車庫飛ばし(虚偽の車庫証明)」と見なされる恐れもあるため、スケジュールに余裕を持って手続きしましょう。
運転免許証の住所変更を怠った時のデメリット
運転免許証の住所変更を怠ると、道路交通法違反になるほか、運転免許証が身分証として認められないといったデメリットがあります。
保険の住所変更を怠った時のデメリット
保険の住所変更の手続きを怠ると、更新の通知などが届かないことがあります。また、任意保険においては、万一事故が発生したときに補償を受けられない可能性があります。必ず手続きするようにしましょう。
引越しのタイミングで車を乗り換える場合には
引越しするにあたり、車の乗り換えを検討される方も少なくありません。引越しの手続きをおこなうか、車を買い換えるか迷ったら、ぜひお近くのオートバックスへご相談ください。
売るか売らないか迷ったらオートバックスへ

車を乗り換えるか迷ったら、今お乗りの車が高く売れるのか、いくら売れるのかがわかると乗り換えを具体的に計画しやすくなります。
買取金額を調べる
車の買取金額を調べるにはオートバックスがおすすめです。見積もり金額が書面で提示される上、有効期間が5日間あるのでじっくりと検討することができます。しかも、査定を受けたからといって売却を催促する営業電話がかかってこないので、気軽に車の売却価格を確かめられます。
引越し後も乗り続ける時はオートバックス車検がお得で便利

引越し後も車に乗り続けられる場合はオートバックスの車検やメンテナンスパックがお得です。引越し前に車検を受けたりメンテナンスパックに加入しても、全国どこの店舗でも引き続き同じサービスを受けられるのが嬉しいポイントです。
全国のオートバックスで利用できるメンテナンスパックとは?
メンテナンスパックは、車の状態を良好に維持していくのに欠かせないメンテナンスをお得なパックにしたものです。
オイルとオイルフィルター交換をセットにした「オイルコース」、オイルコースに法定12ヶ月点検をプラスした「オイル12検コース」など、お客様のカーライフスタイルに合わせて選べます。
まとめ

この記事では、引越しの際に必要になる、車庫証明や車検証、ナンバープレートなどの変更方法と手続きをしない場合のリスクについてご紹介しました。
引越しに際しては車にまつわる手続きも忘れないようにしましょう。全国に約600拠点もお店があるオートバックスなら、引越し前も引越した後も安心してサポートを受けられます。車の乗り換えやメンテナンスについてお気軽にご相談ください。