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車を売却するときに必要な書類は?車種別の書類と再発行方法を解説

車の売却の際には、いくつかの必要な書類があります。不足している場合はこれらの書類は再発行しなければ、車を売却できない場合があるので注意が必要です。

また、きちんと用意していればプラス査定を受けられる書類もあるので、事前に確認・準備をしておきたいところです。

この記事では、普通車・軽自動車の売却に必要な書類と査定時にあったほうがいい書類のほか、売却に必要な書類の再発行方法について解説します。

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普通車の売却に必要な書類

普通車の売却に必要なものは、下記のとおりです。まずは、それぞれについて具体的にご説明します。

■普通車の売却に必要な書類などの例

書類名 目的
自動車検査証(車検証) 売却希望者の所有する車両であることを確認するため
自賠責保険証明書 売却車が自賠責保険に加入していることを確認するため
自賠責保険承認請求書 自賠責保険の契約者を変更するため
自動車税(種別割)納税証明書 売却車の自動車税(種別割)納付を証明するため
譲渡証明書・委任状 買取業者・カーディーラーが移転登録手続きを行うため
実印・印鑑登録証明書 普通車売却には発行日から1ヶ月以内の印鑑登録証明書が必要

自動車検査証(車検証)

自動車検査証とは、所有している車が日本の道路運送車両法で定められた保安基準に適合していることを公的に証明した書類で、一般的には「車検証」と呼ばれています。

車検証は車の購入時や車検時に発行され、登録番号・車台番号など、重要な情報が記録されています。車の運転時には必ず携行しなければならない書類であり、通常はグローブボックスの車検証ケースなどに収められています。携行していない場合、罰金刑が課されることもあります。

車検証は売却時のほか、名義や住所の変更、有効期間の更新、廃車(永久抹消)などの手続きにも使用されます。

自賠責保険証明書

自賠責保険は、正式には「自動車損害賠償責任保険」といいます。自賠責保険は、主に対人事故の際に生じる相手方の損害を補償する保険であり、すべての車の所有者が加入しなければなりません。自賠責保険証明書は、この自賠責保険に加入していることを証明するための書類です。

自賠責保険証明書には、自賠責保険の契約保険会社名や保険期間、車の種別、車台番号・登録番号などが記載されています。この証明書も、車に携行する義務があるので注意が必要です。

自賠責保険承認請求書

車を売却時に名義変更したり、あるいは廃車(永久抹消)にしたりすると、自賠責保険も解約手続きが必要になります。

この解約手続きのために必要な自賠責保険承認請求書は、加入保険会社の窓口やウェブサイトから入手可能です。必要事項を記入し、売り手と買い手の実印を押して申請します(売却先で申請用紙を用意する場合もあります)。

自動車税(種別割)納税証明書

自動車税(種別割)納税証明書は、自動車税(種別割)を納付したことを証明する書類です。自動車税(種別割)とは、毎年4月1日時点の車の所有者にかかる税金です。

この証明書は、そもそも車検(継続検査)の際に納税確認のために使用されていました。しかし、2015年以降は運輸支局で自動車税(種別割)を納付しているかどうかを確認できるデジタルサービスが導入され、条件を満たしていれば、車検時の提出は原則として不要になっています。

譲渡証明書

譲渡証明書とは、車の前所有者が、買取業者など売却した相手に対して、車を譲り渡したことを証明する書類です。「移転登録(いわゆる名義変更)」手続きの際には必要になります。

譲渡証明書には、車名や型式、車台番号などの車の情報のほか、氏名・住所や譲渡年月日などの記入欄があります。前所有者は印鑑登録された実印を押す必要があるので、契約時には実印の準備を忘れないようにしましょう。

委任状

車の名義変更の手続きを買取業者やカーディーラーなどに代行してもらう場合、委任状が必要になります。

委任状には、業者側が用意するものと、国土交通省のウェブサイトにあるテンプレートの2種類があります。いずれも、前所有者が実印を押す必要があるので契約時には実印の準備を忘れないようにしましょう。

実印

譲渡証明書や委任状には、実印を押す必要があります。実印とは地方自治体に登録した印章のこと。登録については居住する市区町村の役所・役場で手続きを行いましょう。

手続きの際には、マイナンバーカードや運転免許証などの写真付きの本人確認書類と、登録したい印鑑を窓口に提出します。申請には数百円の手数料がかかります。

印鑑登録証明書

車の売却時には、発行日から1ヶ月以内の印鑑登録証明書が必要です。

印鑑登録証明書は、売り手の実印の印鑑と氏名・住所、生年月日が記載された公的な証明書であり、これにより、第三者によるなりすまし行為や詐欺などを防ぐことができます。車の売却時にこの証明書が必要な理由は、名義変更手続きの正当性を保証するためです。

転居等で車検証の住所と印鑑証明の住所が異なる場合は、住所をつなげる書類が別途必要となります。詳しくは、買取店にご相談ください。

軽自動車の売却に必要な書類

軽自動車の売却に必要なものは、下記のとおり普通車と大きく変わりません。ここでは、普通車の売却時とは異なる、申請依頼書についてご説明します。

■軽自動車の売却に必要な書類など

書類名 目的
自動車検査証(車検証) 売却希望者の所有する車両であることを確認するため
自賠責保険証明書 売却車が自賠責保険に加入していることを確認するため
自賠責保険承認請求書 自賠責保険の契約者を変更するため
軽自動車税(種別割)納税証明書 売却車の軽自動車税(種別割)納付を証明するため
申請依頼書 買取業者・カーディーラーが名義変更手続きを行うため

申請依頼書

軽自動車を売却する際、名義変更手続きを買取業者などに代行してもらう際に記入するのが、申請依頼書です。

申請依頼書は、軽自動車検査協会のウェブサイトでダウンロード可能です。なお、申請依頼書の手続き時に必要とされていた押印や署名は2021年から不要になり、手続きが簡素化されています。

車の査定時にあったほうがいい書類

車の査定時にあった方がいい書類がいくつか存在します。ここでは、その書類について解説します。

保証書

車の購入時には、自動車メーカーやカーディーラーによる保証が付帯します。保証書は、車の品質や性能に関する保証内容を記載した文書で、点検整備記録簿とセットになった冊子を「メンテナンスノート」と呼びます。

保証は5年あるいは100,000kmに達するまでの一定期間有効で、売却時に保証期間内であれば、査定価格アップにつながります。また、メンテナンスノートが管理されていれば、過去の管理内容がわかります。

点検整備記録簿(記録簿)

点検整備記録簿(記録簿)は、車の定期的な点検の結果や整備の概要を記録した書類です。記録簿は点検日時や点検の頻度のほか、点検内容、整備・修理の詳細などが記載されています。

記録簿をチェックすることで、過去の点検や整備の記録を確認することができたり、消耗品の交換時期を判断できたりします。記録簿は、査定を行う買取業者が過去のメンテナンス履歴を知るのに役立ちます。

取扱説明書

取扱説明書は、車の取り扱い方について記載したマニュアルのことで、「オーナーズマニュアル」ともいわれる書類です。新車を購入した場合には必ず付帯しますが、中古車の場合はそれまでの所有者が紛失している可能性もあります。

売却に必要な書類の再発行方法

売却に必要な書類を自分や以前の所有者が紛失したり、著しく汚損してしまったりすることがあります。その場合にはどうしたらいいのでしょうか。

ここでは、売却に必要な書類の再発行方法について解説します。

自動車検査証(車検証)の再発行方法

車検証を紛失・破損したり、盗難に遭ったりした場合には、運輸支局や軽自動車検査協会で再発行してもらうことが可能です。再発行に必要なものは、下記のとおりです。

<車検証の再発行に必要な書類の例>

  • 申請書
  • 理由書(申請書に再発行理由が記入されていれば提出不要)
  • 手数料納付書
  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • 委任状(代理人が行う場合、軽自動車は申請依頼書)

自賠責保険証明書の再発行方法

自賠責保険証明書の再発行が必要な場合、加入する保険会社へ依頼します。専用の封筒をウェブサイトよりダウンロードして印刷し、書類を郵送して依頼する方法と、直接窓口で申請する方法があるので、保険会社ごとに確認してください。

再発行に必要な書類は、下記のとおりです。

<自賠責保険証明書の再発行に必要な書類の例>

  • 申請書
  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • 自動車損害賠償責任保険承認請求書(再発行と住所変更を同時に行う場合)

自動車税(種別割)納税証明書の再発行方法

自動車税(種別割)納税証明書の再発行をするには、都道府県の税事務所や自動車税事務所で手続きしてください。下記の書類が必要になりますが、併せて車の車台番号や登録番号などの情報や納税者の氏名・住所などが必要になる場合もあります。

郵送対応の可否や手数料の有無についても自治体によって異なるので、事前に確認しましょう。

<自動車税納税証明書再発行に必要となる書類の例>

  • 納税証明書交付請求書
  • 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカードなど)
  • 委任状(代理人が行う場合)

自動車リサイクル券の再発行方法

自動車リサイクル券は、再発行することができません。ただし、「自動車リサイクルシステム」のウェブサイト内の「リサイクル料金検索」で情報を照会し、リサイクル料金の預託状況を確認することは可能です。

<自動車リサイクル料金の預託状況確認に必要となる情報>

  • 車両区分
  • 車台番号
  • 登録番号

車の売却時に必要になることがある書類

車の売却の際、車検証や印鑑登録証明書に記載されている氏名・住所と、現在の氏名・住所が、結婚や転居などによって異なる場合があります。その際には、下記の書類が必要です。市区町村役所・役場などで申請手続きを行ってください。

<車の売却時に必要になることがある書類の例>

  • 転居などで住所が変わった場合:移転が1回なら住民票、2回以上なら戸籍附票
  • 結婚などで氏名が変わった場合:戸籍謄本

※まずは買取店へ相談しましょう。

車を売却するときの流れ

車の売却するときには、下記の流れで行うのがおすすめです。

<車を売却するときの流れ>

1. 車の買取相場を調べる
2. 買取業者へ査定を依頼する
3. 見積もりを見て買取先を決める
4. 必要書類を準備する
5. 売却手続きをする
6. 車を買取先に引き渡す
7. 売却金の受け取りあるいは振込先口座への入金を確認する

車を売却するときの流れは、下記の記事もご覧ください。

車の売却はオートバックスカーズの車買取を利用しよう

車を売却する際には、さまざまな書類が必要になります。スムーズに売却を進めるためにも、きちんと書類を用意しておくようにしましょう。

車の売却を検討している場合は、信頼と実績のある買取業者を選ぶことも大切なポイントです。オリコン顧客満足度®ランキング 車買取会社 担当者の接客力で5年連続No.1の評価を受けているオートバックスカーズは、安心して頂ける車買取を実施しております。

オートバックスカーズの車買取は、特許取得の査定システム「査定Dr.」で査定を行い、買取見積を書面で発行します。さらに、じっくりと売却の検討をしていただくために、査定価格を5日間保証しております。車の買取をご検討の際は、ぜひオートバックスカーズの車買取をご利用ください。

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