1.スペックの内容について
・モデル名:車種名
・バッテリー:バッテリーの電圧・電流を記載しております。簡単に言うとバッテリーのスペックです。詳細は「2.バッテリーについて」でご説明します
・最高速度:ここで20km/h以下でないと特定小型原付ではありませんので注意が必要です。
・登坂角度:どのくらいの登り坂を登り切れるかです。角度表記の車種と%表記の車種があります。100m進むと1m登る勾配が1%となります。15°は約26.8%となります。ただし、荷重やバッテリーの状態により登坂力は異なるため注意が必要です。
・サスペンション:サスペンション付きかどうかです。サスペンション付きは乗り心地・安定性が高い傾向があります。
・アプリ:アプリ連携があるかどうか
・タイヤ:タイヤサイズと特徴が記載されております。キックボードなら8.5~10インチ、自転車型では10~14インチが多いです。
・最大荷重:乗せられる重さを表しております。小型のモデルだと80kgという車両もあるので大柄な男性は注意が必要です。
・展開サイズ・梱包サイズ・収納サイズ:それぞれの状態でのサイズです。
・カラー:カラーバリエーションです。
・モーター:モーターの出力を表します。出力が大きいほどハイパワーな傾向がありますが、モーターの種類により同じ出力でも登坂力などに差が出ることがあります。詳細は「3.モーターについて」でご説明いたします。
・最大航続距離:満充電からどのくらい走れるかを表します。ただし、2024年8月現在統一規格は無いため、あくまでメーカーでの実験結果による理論値なことが多いです。運転方法・道路環境・荷重により大きく異なるため、最大航続距離ギリギリの距離まで行くことは避けたほうが安心です。
・防水レベル:防塵・防水規格を表します。詳細は「5.防塵・防水規格について」にてご説明いたします。
・走行モード:車種により最高速度を切り替えることができます。6km/hのモードがあれば特例特定小型原付としても使用できることを表します。4モードの車種や1モードのみの車種など様々です。
・ブレーキ:前後のブレーキの種類を表します。ディスク・ドラム・電子ブレーキ・回生ブレーキなどがあります。
・充電時間:バッテリーが0%の状態から満充電までどのくらいかかるかを表します。
・製品重量:車両の重さです。持ち運びや車両への積み込みを考えている場合、持ち上げられるかなど実車で確認することをおすすめしております。
・ディスプレイ:ディスプレイの種類を表します。
・フレーム:フレームの素材を表します。
・認証:車両がとっている認証の種類を表します。性能等確認制度に通過しているかどうか確認が必要です。
2.バッテリーについて
特定小型原付はリチウムイオンバッテリー搭載の車両がほとんどです。簡単に言うと、スマホのバッテリーの大きいものが搭載されていることになります。多くの場合、充電は家庭用100V電源、つまり家のコンセントで充電をします。
スペックとして表されるのがV(電圧)とAh(電流の積算値)です。
細かく説明すると分かりにくくなってしまうため、簡単に説明すると以下のようになります。
・V(電圧):電気を送り出す強さを表し、特定小型原付の中では36Vか48Vが主流であり、同じモーター出力・車両重量ならば48Vの車両の方が登坂力か加速力に優れる傾向があります。
・Ah(電流の積算値):一定時間に流れる電流の積算値。少々違いますが簡単に言うとバッテリーの容量みたいなもので、数字が大きいほど航続距離が長い傾向があります。ただし、モーター出力や電圧により異なる部分もあるので、あくまで一般的にはという表現にしておきます。特定小型原付では7Ah~20Ahが多いようです。
また、バッテリーはどのくらいで交換になるのかと質問されることも多いですが、こちらもスマホのバッテリー同様、「300回~500回の充電」で交換を推奨されている車体が多いです。充電回数が多くなるにつれ、最大容量も少なくなっていき航続距離が短くなっていきます。
3.バッテリーの脱着について
車両によりバッテリーの脱着ができる車両・できない車両があります。バッテリーが取り外せない車体の場合、充電時に車体ごとコンセントの近くに持って行く必要がありますが、脱着可能な場合はバッテリーのみで済みます。
※脱着可能であっても、車両を外に保管すると大雨等で水没の可能性があるため車両本体は屋根のあるところで保管が必要となります。
また、バッテリー交換の際、脱着可能な車種であればご自身で簡単に交換ができます。脱着不可車両の場合は専門店で交換が必要になるため、相応の工賃がかかります。ただし、バッテリー脱着ができない車種はデザインがすっきりしており、バッテリー盗難のリスクも少ないというメリットもあります。
4.モーターについて
上記の通り「出力が大きいほどハイパワー」な認識で問題ないですが、モーターにもいくつか種類があり、同じ出力でも乗り味・登坂力に違いがあります。特定小型原付は「インホイールモーター」が採用されていることがほとんどですが、その中でもいろいろあるみたいです。
調べたり、聞いたりしてみたのですが正式名称が分からなかったので仮の名前を付けて説明いたします。
・ノーマル型:低価格~中価格帯の車両に多い印象。走り出しがスムーズで癖のない加速。車種例:Meister.Fやe-FREE01など
・トルク型:主に高価格帯で「登坂力が高い」としている車両に採用されている印象。走り出しがワンテンポ遅れるが、動き出したらトルク感があり登坂力はかなり高い。車種例:Fiido Q1Sなど
・万能型:主に高価格帯で高出力の車両に採用されている印象。走り出しがスムーズかつ登坂力もある。車種例:KS6PROなど
※名前はあくまで仮のもので、正式名称は不明です。
その為、同じ「定格250W」であったとしてもモーターの違いにより登坂力が違ったり乗り味が違ったりするので、是非試乗して確かめてみてください。
5.駆動輪について
カタログスペックにはあまり記載されていないですが、前輪駆動か後輪駆動かを確認することをおすすめしております。モーターの違い同様、同じ出力だったとしても駆動輪により登坂力や加速感は大きく変わってきます。
ただし、カタログスペックに書いていない場合は画像を見て判断するしかないため、実車を確認することが間違いありません。
ただし、カタログスペックに書いていない場合は画像を見て判断するしかないため、実車を確認することが間違いありません。
6.防塵・防水規格について
お客様より「水にぬれて大丈夫なの」という質問をいただきますが、ここでは防塵・防水規格、特に防水規格について紹介いたします。
今度はe-FREE 01のスペックを見ると、防塵・防水規格には「IP54」となっております。
IPコードとはIEC規定という国際基準の規定であり、「電気機械器具の外郭による保護等級」を表します。
IP54では「5」が防塵の保護等級、「4」が防水の保護等級となります。
詳細な説明は他WEBサイトに任せるとして、防水保護等級が「4」はどのくらいかというと、「いかなる方向からの飛沫によっても有害な影響を及ぼさない」となっております。つまり、飛沫程度の弱い水になら耐えられるとなっております。
水濡れに関して不安な場合はカタログの「IP○○」を参考にしてみてください。
※ただし、水たまりなどでまとまった水をかぶる可能性やそもそもタイヤが滑りやすくなる可能性が高いため、雨天時の走行は推奨しておりません。
7.セキュリティ機能について
「盗難されないのか」という質問も多くいただきますが、結論完全に盗難を防ぐことはできません。しかし、「鍵が無いと電源が入らない」や「リモコンキーで電源ON/OFFを操作」「パスワード設定」「アプリで電源操作」など各社様々な対策がとられております。中には「物理ロック用のチェーン付属」という車種もあります。
ただし、最も効果が高い盗難対策は「物理ロック」であると考えております。心配なようであれば追加で購入すると盗難の心配を減らせると思います。
8.積載力について
自転車型の車両であればカゴが付いている車両もあり、若干の荷物を積むことができますが、キックボード型及び自転車型でもカゴが付いていない場合はリュックなどで荷物を運ぶしかありません。
小さな荷物のみを入れるのであれば、フロントバックを導入すると便利になります。
オートバックスで購入するメリット
・ポイント① 研修を受講し、知識を持ったスタッフのいる店舗のみ販売
特殊なルールの多い特定小型原付だからこそ、お客様の疑問に答えられるスタッフがいる店舗でのみ販売。不明点・不安点はその場で解決ができる。
・ポイント② 実機を展示し、試乗ができる環境を提供
見て・触って・運転してみて、乗り比べることができる。
※保有の試乗機は店舗により異なりますので、WEBサイトよりご確認ください。
・ポイント③ 面倒くさい手続きを代行!納車後すぐに乗り出せる状態に!
面倒なナンバープレート取得・自賠責保険加入・車両組み立てを店舗で代行可能
※店舗・内容により有料での対応となります。
※対応可能エリアは店舗により異なります。詳しくは各店舗までお問い合わせください。
取扱店舗はHPよりご確認ください。
サブスク&レンタル始めました
・特定小型原付を使いたいけど保険とか登録とか面倒なことは避けたい
・購入するには金額が高い、リースのように使いたい
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※現在個人のお客様向けのサービスは大阪府内及び東京の一部店舗での店舗受取のみ可能となっております。
価格や取扱車種などは以下HPよりご確認ください。