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■残り溝が足りないまま走るのは危険
2020年にJATMAがタイヤの残り溝が走行安全性に与える影響を調べたテスト結果があります。タイヤの残り溝が新品の約半分である4mmまではウェット路面での制動距離に大きな違いはありませんでしたが、残り溝が4mm以下になると、とりわけ時速80キロの走行では制動距離が伸びる傾向にあることがわかりました。これはハイドロプレーニング現象が起きやすくなることを意味しています。
※出典:JATMA タイヤサイズ:165SR13、空気圧:170kPa(1.7kgf/cm2)荷重:425kg 車種:乗用車1,800cc でのテスト結果
■デプスゲージを利用する
タイヤの残り溝を測定するものにデプスゲージというものがあります。スリップサインに頼らず、残りの溝の深さが何mmであるか測ることができます。
■冬用タイヤはプラットホームもチェックする
スタッドレスタイヤにはスリップサインに加えてプラットホームも設けられています。プラットホームはスリップサインと同じ仕組みで、残りの溝の深さが新品時の50%になっていることを示すものです。スタッドレスタイヤは残り溝が50%を切ると冬用タイヤとしては使えません。またサマータイヤと同様、スリップサインが出ると車検には通りませんので交換が必要です。