車検シールとは?剥がしたままにしてはいけない理由と対策
ドライブレコーダーを正しい位置に取り付けようとしても車検シールが干渉してしまうことがあり、そのままでは前方カメラの視界を遮ってしまい正確な映像を残せない状態ということがあります。万一、車検シールを移動しようとして汚損してしまっても再発行できるのでご安心ください。
ここでは車検シールを剥がしたままにしてはいけない理由と、再発行の方法を含め貼り直す手順をご紹介します。
車検シールとは?
一般的に車検シールや車検ステッカーと呼ばれており、その正式名称は検査標章です。40mm×40mmの正方形でありフロントガラスに貼られています。
- その役割と記載されている内容
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車検シールは車検にパスしている証となります。表側には車検の有効年月、裏側には年月日が記載されていて、車検を受ける度に新しいものに貼り直す必要があります。
- 丸いダイヤル型は定期点検標章
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車検シールとは別に丸いステッカーがフロントガラスに貼られています。こちらは定期点検標章であり、法定点検のステッカーです。定期点検が完了していることを示すものですので、車検シールと間違わないようにしましょう。
車検シールがドライブレコーダーの視界を遮る
ドライブレコーダーの視野と車検シールがかぶる問題
ドライブのマストアイテムになっているドライブレコーダーを正しく作動させるためには正しく取り付けることが大切です。道路運送車両法に定められた、ドライバーの視界を妨げない位置でありながら、前方の様子を確実に捉えられる位置や向きにしなければなりません。このとき問題になるのが車検シールがカメラの視界を遮ることです。ここがベストポジションだと思っても車検ステッカーと干渉してしまうケースです。
車検シールは貼ってなくてはいけないもの
ドライブレコーダーと干渉するからといって、車検シールを剥がしてそのままにしていいわけではありません。
- 貼っていなくてはならない理由
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車検シールはフロントガラスのはっきりと見える場所に貼っていなければなりません。これは法律(道路運送車両法66条)によって定められており、車検シールを貼っていないと罰則があります。道路運送車両法109条では車検シールを貼らずに車を運行した場合50万円以下の罰金が課せられると明記されています。
- 汚損した場合は再発行できる
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多くの場合、車検シールはフロントウインドウ上部の中央に内側から貼られています。このようにフロントガラス上部のハッキリと見える位置に貼る必要があります。ドライブレコーダーの干渉が避けられず車検シールを移動しようとしてシールそのものを汚損してしまった場合、シールを再発行して貼り直す必要があります。ちなみに車検シールは一度剥がすと貼り直すことができないようになっています。
車検シールの再発行手順
車検シールの再発行の手順は以下のとおりです。車検シールを貼っていない車を運転してはいけないこと。また車検シールの再発行には車を持ち込む必要のないことにご留意ください。ちなみに車検シールを再発行すると車検証も新しく発行されます。
- 再発行に必要な書類
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車検シールの再発行には以下のものが必要になります。
- 普通自動車の場合
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使用者の印鑑(認印)
再発行のための印紙代(申請手数料)
車検証
車検シール(剥がしたもの)
車検シール紛失届(剥がしたものがない場合)
検査標章再交付申請書(OCR第3号様式)
委任状(本人以外が申請に行く場合)
- 軽自動車の場合
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使用者の印鑑(認印)
申請手数料
車検証
車検シール(剥がしたもの)
検査標章再交付申請書(OCR軽第3号様式)
- 再発行の場所
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使用の本拠地を管轄する運輸局や運輸支局、軽自動車であれば軽自動車検査協会で車検シールを再発行できます。
- 再発行の費用
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ご自身で再発行されるケースでは印紙代として300円が必要です。
車検シールのキレイな剥がし方
車検シールは簡単に剥がれないよう粘着力が強くなっているため、以下の手順で車検シールを剥がすと綺麗に取れます。
- シールに水分を含ませる
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中性洗剤などをスプレーして車検シールに水分を含ませると剥がれやすくなります。市販のシール剥がし剤を使っても構いません。寒い季節であれば、ドライヤーなどで温めるのも有効です。
- スクレーパーなどを使う
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ステッカーが十分にふやけた状態になったら、ヘラやスクレーパーを使って丁寧に剥がします。フロントガラスの熱線やアンテナ線を傷つけないよう注意します。
- アルコールなどで糊を拭き取る
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スクレーパーを使ってもガラスに糊や貼り付け跡が残っていることがあります。アルコールなどを塗布してキッチンペーパーやトイレットペーパーなどを使って拭き取ります。
車検シールの貼り方
車検シールの貼り方はシールの台紙に案内があります。その手順に従って貼り直します。まずはミシン目Aを山折りにしてミシン目Bのところを谷折りにします。次にシールの右側半分を台紙からはずして透明シール右側に貼り付けます。残りの半分も台紙から剥がして透明シールに貼ります。透明シールと一体化した車検シールごと台紙からはずして、フロントウインドウの内側からドライブレコーダーと干渉しない位置に貼り付けます。
まとめ
フロントウインドウにはルームミラーだけでなく運転支援システムのカメラやセンサーなどが存在する場合もあります。そのため正しく作動する位置にドライブレコーダーを設置するのが難しい場合もあります。車検シールを正しい位置に貼り直すことで問題を解決できるケースもありますので、必要に応じてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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