車検の見積もりは必要?車検見積もりを比較する際のポイントなどについて解説

車検費用は、車を購入後にかかるランニングコストの中でも、比較的大きな出費です。車検にかける日数はできるだけ短い期間で、なおかつ安く済ませたいもの。業者間で比較するためにも、車検の見積もりを確認して、費用を把握しておきましょう。

この記事では、車検の見積もりが大事な理由や見積もりを取るメリットのほか、見積もりにかかる時間や見積もり比較する際のポイントなどについて解説します。

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車検とは国が定めた自動車の検査制度のこと

車検は、車の安全性や環境保全性(公害防止)の確保のために国が定めた検査制度です。車検の正式名称は、「自動車検査登録制度」といいます。

車検の有効期限は、初度登録から初回検査まで3年間、それ以外の車検(継続検査)だと2年ごとです。車検の有効期限が切れた車を運転すると、30日間の免許停止処分を受けるか、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金を科されてしまいます。

車検以外にも、法定12ヶ月点検・24ヶ月点検という検査制度があります。この点検は、道路運送車両法で定められているものですが、点検を行わなくても特に罰則はありません。24ヶ月点検については、2年ごとの車検(継続検査)と同時に行うのが一般的です。(2023年6月 現在)

車検の有効期間と車検切れについては、下記の記事もご覧ください。


>車検は何年ごとに受けるの?~車検の有効期間をご紹介します
>車検が切れたらどうなる?罰則・ペナルティは?どのように解決する?
車検を行う目的
車検では、車を2〜3年間走らせてきたことによって消耗・劣化した部品の交換が必要になります。安全性や環境保全性の観点から、各部品の機能が正常かなどをチェックするのが、車検の目的だからです。

例えば、ブレーキランプの右側の電球(バルブ)が切れていた場合、車検には通りません。切れていた電球の部品代と作業工賃が必要です。しかしここで、「左側の電球も交換しておいたほうがいい」という判断もできます。つまり、車検にとりあえず通るために必要最低限の整備をするか、トラブル予防の観点からまえもって整備するかの二択になるのです。

車検の見積もりはなぜ大事?

一般的に、交換部品が多いと車検にかかる費用は高くなりますので、見積もりを行った方が良いケースが多くなります。見積もり時のチェックにもとづき提案された整備内容の中で、今回の車検ではどの範囲までを作業するのかを決められるのです。

また、車検の見積もりは、車検を頼むかどうかにかかわらず、カー用品店や車検専門店などに依頼すれば作成してもらえます。車検全体にかかる費用を比較したり、交換部品を判断したりすることもできます。
車検の見積もりを取るメリット
車検の見積もりをもらうメリットは、どの部品をどこまで交換するのか、車検費用の予算立てをしやすくなることです。

特に、低年式の車や輸入車は交換部品の在庫がないケースもあるため、見積もりのメリットはいっそう増すのです。

車検の見積もりにかかる時間

車検見積もりを依頼するときにかかる時間は、具体的に何時間ぐらいなのでしょうか。ここでは、車検の見積もりにかかる時間についてご紹介します。
車検の見積もりにかかる時間の目安(オートバックスの場合)
車検の見積もりにかかる時間は、おおむね1時間以上が目安です。早ければ数十分で終わることもあります。お車の状態により変わってきます。

車検の見積もりの作業は、下記のとおりです。
<車検の見積もりにおいて行う作業>
1. 車検証内容と、車検証に記載されている車かどうかをチェック
2. 車のボディや各部品の状態などをチェック
3. 車の整備すべき箇所や、修理が必要な項目をリストアップ
4. 交換が必要な部品代や作業工賃など費用の算出
5. 見積もり書を作成

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車検の見積もりにかかる時間を短縮する方法

車検の見積もりを短縮するための方法として、車検見積もりの予約を利用するのがおすすめです。

車検の見積もりを依頼しようと店舗を訪れても、先客がいることがあります。すると、見積もりを出すためにかかる時間だけでなく、順番が回ってくるまでの待ち時間も発生してしまうためです。

オートバックスでは、車検見積もりの予約が可能となっています。予約しておけば見積もりまでの待ち時間もなく、スムーズに受けられます。見積もりの所要時間は、約1時間です(点検に約30分+見積書作成に約30分)。

お急ぎの方は、下記のページから見積もりの予約が可能です。

>車検・見積もりはこちら

※一部店舗ではご予約を承っていない場合があります。車検予約をご希望の店舗までお問い合わせください。

車検見積もりと車検にかかる費用

車検の見積もりを取るには、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。車検と車検見積もりに関して、どのような費用がかかるのかを正確に把握しておきましょう。
車検見積もりにかかる費用
車検の見積もりにかかる費用はカー用品店やカーディーラーによってまちまちです。無料の場合もあるので、事前に確認するといいでしょう。車検全体にかかる費用を比較したり、交換部品を判断したりすることが可能です。

車検にかかる費用

車検費用の見積もりでは、「法定費用」「車検基本料金」「整備費用」という3つの項目が記載されます。これらの項目の内訳は、次のとおりです。

法定費用

法定費用とは、検査の際に払う手数料や税金や保険料のことです。車の重さやサイズなどによって異なりますが、どの業者で受けても同じ金額です。ちなみに自賠責保険料は、2023年4月から2年ぶりに値下げされることが決まっています。

■法定費用の内訳例(2023年4月以降)

  登録・検査手数料(印紙代) 自動車重量税 自賠責保険料(強制保険)
普通自動車 3ナンバー車:1,800円
5ナンバー車:1,700円
~0.5t:5,000円
~1t:1万円
~1.5t:1万5,000円
1万7,650円
軽自動車 1,400円 5,000円 1万7,540円

※自動車重量税は、継続検査でエコカー減税が適用された場合。
※自賠責保険料(強制保険)は、本土で24ヶ月加入の場合。

車検基本料金
車検基本料金には、「24ヶ月点検」「測定検査料」「車検代行(書類作成含む)費」などが含まれています。車検を行う業者によって料金が異なります。

ちなみに、オートバックスでは、早期予約割引特典・リピート割引特典を用意している店舗もあります。ぜひご活用ください。
整備費用
整備費用の内訳は、「交換する部品代」と「作業の工賃」です。業者だけでなく、車の状態や希望する整備レベルによって費用が変わるので注意が必要です。

オートバックスの車検では、整備レベルは下記の3つに分かれます。

■オートバックスの車検整備レベル

レベル 整備内容 内容
1 車検時に必須 車検を受ける際に、整備・交換をしなければ検査に合格しない項目
2 性能維持や不具合防止のためにおすすめ 車の良好な状態を維持するため、自動車メーカーや部品メーカーが交換を推奨している項目や、消耗部品のために定期交換が必要な項目
3 快適なカーライフを過ごすためにおすすめ 快適かつ安心・安全なカーライフを提供するために、整備士がおすすめする項目

レベル1、2は、保安基準をクリアするための整備ですが、レベル3はエアコンフィルターの交換など、お客様に安心・安全にカーライフを楽しんでいただくためのオプション整備です。

オートバックスでは、お客様の車の利用方法などをうかがいながら、必要に応じて提案させていただいています。

オートバックスの「メンテナンスパック」では、オプション整備だけでなく、エンジンオイルの交換などのメンテナンス費用や法定費用、車検基本料金も含まれるプランが用意されているのでおすすめです。車検の見積もりを確認する際には、このようなお得なプランの有無もチェックしてください。

>安心をひとつにパック「オートバックス メンテナンスパック」

車検費用の支払方法については、下記の記事もご覧ください。

>現金?カード?分割?車検費用の内訳と支払い方法をご紹介

車検見積もりを比較する際のポイント

車検見積もりを複数の業者に取ったとき、どのようなポイントに注意して見ればいいのでしょうか。ここでは、車検見積もりを比較する際のポイントを2つご紹介します。
車検見積もりの整備基準の違いを見る
車検見積もりを比較する場合は「どこまでの整備が行われているか」を見るようにしてください。車検基本料金、整備費用は業者によって異なりますが、この金額差が生まれる理由は、業者によって整備基準が異なるためです。

業者によっては車検基本料金に代車用意の有無や、消耗部品の交換費用を含めないケースなどもありますので、注意が必要です。
カーライフに合った車検整備を選ぶ
複数の業者に車検見積もりを取ると、各業者が「何を重視して車検整備をしているのか」がわかります。ご自身のカーライフに合わせた車検整備を実施してくれる業者を見つけてください。方向性としては、下記の3つがあります。
クオリティ重視タイプの車検整備
車の細部まで整備したり、前もって部品交換したりするためコストは高くなります。
コスト重視タイプの車検整備
コスト重視タイプの車検整備を行う場合、最低限の整備や部品交換で車検を通します。車ごとの状態を見極めて、それに合った部品交換をする見極めが必要です。
バランス重視タイプの車検整備
クオリティ重視タイプとコスト重視タイプのメリットをあわせ持つのが、バランス重視タイプの車検整備です。車検時の打ち合わせによって、整備や部品交換をどこまで行うのかを決めることができます。

車検見積もりと車検に必要なもの

車検見積もりを実際に依頼する場合、どのようにすればいいのでしょうか。ここでは、車検見積もりや車検に必要なものと依頼時の流れについてご紹介します。
車検見積もりに必要なもの
車検見積もりに必要なものは、車検証と車です。

車検証があれば車検満了日や型式・年式もわかり、愛車に関する正しい情報を業者に伝えられます。過去の整備内容がわかる記録簿があれば、合わせて提出しましょう。なお、インターネットでウェブ見積もりを行う際は、車検証だけで可能です。

なお、オートバックスの店舗に車検見積もりを依頼する場合は、次のような流れになります。
<オートバックスの店舗で車検見積もりを依頼するときの流れ>
1. ウェブサイトや公式アプリ、電話などで予約をする
2. 店舗に車と車検証などを持ち込む
3. 車の状態・必要な整備などを確認してもらう
5. 車検費用を計算してもらう
6. 車検の見積もり明細を作成してもらう
車検に必要なもの
車検において必要なものは、車検証、自賠責保険証明書です。これまで、軽自動車は軽自動車税(種別割)納税証明書の提出が必要でしたが、2023年1月から、普通自動車に続いて軽自動車の納税証明書の提示も不要になりました。

オートバックス車検に依頼するメリット

車検はカーディーラーや車検専門店など、さまざまな業者で行うことができます。しかし、業者によって金額や整備内容は大きく異なります。車検見積もり時の金額差だけでなく、オプションサービスなどを含めて総合的に判断すべきでしょう。

オートバックスでは、お客様に安心・安全なカーライフを提供するために、さまざまな特典を用意しています。ここでは、「オートバックス車検」に依頼するメリットをご紹介します。
メリット1. メンテナンスオプションが2年間、無料でついてくる!
メリット2. 業界最長クラスの12ヶ月整備保証を付帯
細心の注意を払って法定点検を行っていますが、12ヶ月間、または20,000kmいずれか短いほうの期間内に法定点検整備を実施した箇所に、点検・整備作業が原因で不具合が生じたときは、無料で再整備する保証を提供しています。
メリット3. Vポイントが貯まる・使える
オートバックスの車検では税込200円につき1ポイント、Vポイントが貯まります。Vポイントは「1ポイント=1円分」として利用可能です。

日頃のメンテナンスで車検見積もりの費用を安くしよう

車検費用が高くなる理由のひとつに、日頃のメンテナンス不足が挙げられます。エンジンオイルの交換を日常的に行わなければ、車検時にエンジンオイルやオイルフィルターの交換が必要になります。万が一劣化したオイルなどが、車の駆動系に悪影響を与えないとも限りません。

車検費用を安く抑えたいなら、メンテナンスを日常的に行っていきましょう。

オートバックスの「メンテナンスオプション」にご加入すれば、エンジンオイル、オイルフィルターなど、さまざまな交換の基本工賃が無料です。ぜひ、オートバックスへの来店と車検のご依頼、メンテナンスオプションのご加入をご検討ください。

>メンテナンスオプションについてはこちら

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オートバックスでは車検の事前見積もりを行っていますが、必須ではありません。即入庫から確定見積もりも可能です。
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