フィットのバッテリー交換時期は?費用、寿命はどれくらい?
フィットのバッテリーの選び方、交換時期、費用などについて解説します。また、フィットにおすすめのバッテリーもご紹介します。
フィットのバッテリーについて
フィットは現行モデルで4代目を数えます。世代やエンジン、装備、グレードによって搭載されているバッテリーが異なります。必ずお乗りのフィットに適合するバッテリーを選びましょう。
- 初代フィット(GD1、GD2、GD3、GD4)
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■モデル期間
2001年(平成13年)~2007年(平成19年)
■初代フィットの概要
初代フィットのガソリンエンジンは1.2Lから1.5Lまで3種類の排気量が設定されています。排気量が異なっても標準採用されているバッテリーは同じですが、電力消費量を無視できない純正ナビゲーションシステムを搭載しているか否かでバッテリーの容量とサイズが異なります。
新車時に搭載されていたバッテリーが34B17Lであっても、容量・サイズともに大きな34B19Lや38B19Lへ交換することができます。お乗りのフィットにカーナビゲーションシステムやドライブレコーダーといった電装品を追加しているのであれば、より大きなバッテリーへ交換することをおすすめします。
■標準採用されているバッテリー
ナビゲーションシステム装着車:38B19L
ナビゲーションシステム非装着車:34B17L、34B19L
2代目フィット(GE7、GE7、GE8、GE9、GP1、GP4)
■モデル期間
2007年(平成19年)~2013年(平成25年)
■2代目フィットの概要
2代目フィットには1.3Lと1.5Lのガソリンエンジンに加え、ハイブリッドエンジンも設定されています。いずれのエンジンもフロントガラス熱線やシートヒーターといった装備の違いでバッテリーが異なります。また、2012年5月のマイナーチェンジ以降はグレードによっても搭載されているバッテリーが異なります。
新車時に採用されているバッテリーの型番が34B17Lや38B19Lであっても、38B19Lや44B19Lなど、より大きなバッテリーへサイズアップすることができます。
■標準採用されているバッテリー
フロントガラス熱線、シートヒーター非装着車:34B17L、38B19L
フロントガラス熱線またはシートヒーター装着車:38B19L、44B19L
3代目フィット(GK3、GK4、GK5、GK6、GP5、GP6)
■モデル期間
2013年(平成25年) - 2020年(令和2年)
■3代目フィットの概要
3代目フィットのガソリンエンジン車にはアイドリングストップシステムが採用されたことによって、これに対応する専用バッテリーが搭載されています。
また、ハイブリッド車の補機バッテリーはドアミラーウインカーの有無によって新車時に搭載されているバッテリーが異なります。
■ガソリン車に標準採用されているバッテリー
2013年(平成25年)9月~
Hondaスマートキーシステム非装備:M-42
4WD、2WDマニュアル車:N-55
Hondaスマートキーシステム装備:55B24L
2014年(平成26年)10月~
Hondaスマートキーシステム装備:55B24L
Hondaスマートキーシステム非装備:M-42
上記以外:N-55
2015年(平成27年)9月~
N-55
2017年(平成29年)6月~
N-65
■ハイブリッドに標準採用されている補機バッテリー
ドアミラーウインカー非装着車:38B19L
ドアミラーウインカー装着車:44B19L
4代目フィット(GR1、GR2、GR5、GR7、GR3、GR4、GR6、GR8)
■モデル期間
2020年(令和2年)~
■4代目フィットの概要
4代目フィットのガソリンエンジン車にはアイドリングストップ車専用バッテリーが搭載されています。
■ガソリン車に標準採用されているバッテリー
N-65
■e:HEVに標準採用されている補機バッテリー
44B19L
フィットのバッテリー交換の時期について
2~3年の定期交換がおすすめ
フィットのバッテリーは定期的に交換しなければならない消耗部品です。バッテリーの寿命は一般的に2年~3年と言われています。フィットの場合も2年~3年を目安に定期交換することをおすすめします。
アイドリングストップ車は約2年が目安
バッテリーの負担が最も大きくなるのがエンジンの始動です。エンジンの始動と停止を繰り返すアイドリングストップシステム装着車はバッテリーにかかる負荷が大きく、劣化が進みやすくなります。3代目フィットなどアイドリングストップ装着車のバッテリーは約2年での交換をおすすめします。
標準車やハイブリッドの補機バッテリーは約3年が目安
初代や2代目フィットなどの標準車やハイブリッド車の補機バッテリーは約3年ごとの交換が目安になります。
>カーバッテリーの交換方法と交換時期
- フィットに不調を感じた場合も要点検・交換
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バッテリーはトラブルを未然に防ぐためにも定期的な交換をおすすめしています。また、次のような症状が見られたら使用期間に関係なく点検をおこない、必要に応じて交換するようにしましょう。
エンジンがかかりにくい場合
エンジンをかけようとしてもスターターが回らないときや、スターターが回っていても回転が遅くてエンジンがかからないような場合。ハイブリッド車も補機バッテリーが上がってしまうとエンジンがかかりません。
アイドリングストップが作動しない場合
アイドリングストップシステムを備えたフィットで、メーターの「アイドリングストップシステムOFF表示灯」が点滅しているときは、バッテリーの劣化が進み要交換になっている可能性があります。
充電警告灯が点灯した場合
バッテリーが充電されていないと充電警告灯が点灯します。警告灯が点灯したら、電気の消費量を減らすためにエアコンやデフロスターなどをオフにして速やかに点検及び修理を受けるようにします。また、警告灯が点灯している状態では、一時的に停車する時にエンジンを止めないようにしましょう。再始動でバッテリーが急速に放電してしまいます。
フィットのバッテリー交換にかかる費用
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バッテリーの交換にかかる費用はバッテリーの購入金額に交換のための工賃を加えたものになります。また、使い終わったバッテリーは適切に処理しなければなりません。
- 初代・2代目フィットのバッテリー価格・相場
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税込4,480円~(40B19Lの場合)
- 3代目フィットのバッテリー価格・相場
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税込11,880円~(M-42の場合)
税込16,780円~(55B24Lの場合)
- 4代目フィットのバッテリー価格・相場
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税込29,480円~(N-55の場合)
- 3代目ハイブリッド・4代目e:HEVのバッテリー価格・相場
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税込9,680円~(44B19Lの場合)
- フィットのバッテリー交換工賃の目安
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税込2,200円~
もしもフィットのバッテリーが上がってしまったら?
フィットのバッテリーがあがってしまったときの対処方法をご紹介します。バッテリーあがりなどのトラブルが発生する前に、お乗りのフィットに不調を感じたら早めにバッテリーを点検・交換するようにしましょう。
バッテリーを充電する
バッテリー充電器を使って充電することでバッテリーが回復することがあります。ただし、一度でも上がってしまったバッテリーは劣化が進んでいますので早めの点検や交換がおすすめです。
ブースターケーブルを使う
ブースターケーブルを用意しておけば、レスキュー車(12Vバッテリー搭載車)の救護によってエンジンを再始動することができる可能性があります。フィットのハイブリッド車はガソリンエンジン車と同様レスキューが可能です。
ロードサービスに救護を依頼する
ブースターケーブルの用意がなくレスキュー車の手助けも得られない時は、ロードサービスに救護を依頼します。
フィットにおすすめのバッテリー
オートバックスのカーバッテリーのプライベートブランドが「GAIA(ガイア)」シリーズです。ブロンズからプラチナまで4つのラインナップがあり、いずれも長寿命かつ保証付きながらお得な価格設定となっています。その中からフィットに最適な商品をご紹介します。
GAIA GOLD BATTERY M42/60B20L
一部の3代目フィットにおすすめなのが、ゴールドのM42です。ちょい乗りが多くてバッテリーが放電になりがちな方や寒冷地にお住まいの方におすすめです。通常車であれば、保証は3年で距離は無制限となっています。アイドリングストップ車への装着の場合は18ヶ月または30,000kmの保証となります。
>GAIA GOLD BATTERY M42/60B20Lを詳しく見る
オートバックスのバッテリー交換サービス
オートバックスでフィットのバッテリーを点検・交換するメリットをご案内します。
バッテリーの無料点検が受けられる
オートバックスならフィットのバッテリーの無料点検を受けられます。充電警告灯が点灯されたり、アイドリングストップが働かなかったり、少しでも異常を感じたらお気軽にご来店ください。
>お近くのオートバックスをWEBで検索する
- フィットに必須のバッテリーリセットも実施
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アイドリングストップシステムを備えたフィットはエンジンを始動するたびにバッテリーの内部抵抗値を更新・記録する仕組みがあり、これによってECUがバッテリーの劣化を判定するようになっています。アイドリングストップ専用バッテリーを交換したらこの記録をリセットする必要があります。オートバックスならバッテリーのリセットはもちろん、カーナビなどのメモリーバックアップも万全です。
- 交換した商品や日付けを記録できる
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オートバックスの公式アプリを使うとオートバックスのピットで作業したメンテナンス内容が自動的に記録されます。いつ交換したかが分かるため次回メンテナンスの際に役立ちます。
まとめ
フィットのバッテリーは約2~3年ごとが定期交換の目安です。装備やグレードによってバッテリーの容量が異なるほか、アイドリングストップシステム車には専用バッテリーでなければなりません。無料のバッテリー点検はもちろん、バッテリーの適合についてもオートバックスへお気軽にご相談ください。
- ピット作業できる車種は?
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国産車はもちろん、輸入車も作業可能です。
一部特殊なお車は作業できない場合もございますので
ご心配な場合は最寄りの店舗にお問い合わせください。
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- ピット作業の費用・時間は?
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目安工賃・目安作業時間は下記よりご確認ください。
※車種・作業内容によって変わります。
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