上記のような保安基準を満たしながらドライブレコーダーを正しく機能させるために気を付けるポイントもあります。ひとつは、ドライブレコーダーのフロントカメラがワイパーがガラスを拭き取る範囲にあるかどうかです。ワイパーが届かないところに取り付けるとウインドウに付いた水滴によって映像が歪んだり被写体が正しく映らないケースがあります。また車検ステッカーがカメラに近すぎるとステッカーが影になって映り込んでしまうこともあります。さらには、GPS機能を内蔵したモデルではフロントウインドウ上端に付けることでGPS信号を受信しにくくなるといったことも…。
簡単なようで意外にもドライブレコーダーのベストポジションを決めるのは難しいものですので、いきなり両面テープで接着しないで仮留めするようにします。どうしても車検ステッカーが干渉してしまう場合は陸運局や軽自動車検査協会で再発行してもらって問題のない場所へ貼り直すことも可能です。ちなみにルームミラーの裏側あたりに黒いドットパターンのある場合があります。通称「黒セラ」とも呼ばれるもので、ここも両面テープの粘着力が低下することがあるので避けるようにしましょう。