タイヤサイズの見方・調べ方

今お乗りの車のタイヤサイズを聞かれて答えられるでしょうか? 即答できる方は多くないかもしれません。

そもそもタイヤサイズに触れる機会などそう頻繁にあるわけではないため無理もありませんが、摩耗や劣化したタイヤを交換するとき、スタッドレスタイヤを購入するときなど、正しいタイヤサイズを知る必要があります。

この記事では簡単にタイヤサイズを調べる方法をご紹介します。

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装着されているタイヤのサイズ表記を見る

最も簡単かつ確実なのは車に装着されているタイヤで確認することです。タイヤ側面部のサイドウォールを見るとエンボス加工(浮き彫りにされた加工)された表記があります。

一例を挙げると「195/60R15 86H」(主に乗用車)や「31×10.50R15LT 109S」(一部のSUVやトラック)などといった英数字の羅列で確かめることができます。

サイズ表記の数字・アルファベットの意味

タイヤサイズの表記は、例えば「225/65R15 94H」の場合、「225」はタイヤ幅(㎜)。「65」は扁平率。「R」はラジアルタイヤ。「15」は適合ホイールリム径のインチ表示を表します。最後の「94」はロードインデックスと呼ばれ、1本のタイヤが支えることのできる重量を示します。「H」は速度記号。
①タイヤ幅(㎜表示)

②扁平率(断面の高さ)
タイヤの高さ÷タイヤ幅×100で求めることができます。

幅に対する割合で断面の高さを表しています。数値が小さいほど断面の薄いタイヤ、大きければ厚いタイヤとなります。

一般的には薄い方が操舵時のレスポンスに優れスポーティに、厚い方が乗り心地がよいという傾向になります。
③タイヤの構造
一般的に現在の乗用車ではほとんどがラジアル構造を採用しています(Rはラジアルタイヤの意味)。

④タイヤの内径・ホイールのリム径(インチ表示)

⑤ロードインデックス
定められた条件下で、タイヤ1本あたりが支えられる荷重を示した指数です。あくまで指数ですので最大荷重は右記の表から求めることができます。

タイヤは車本体、乗車定員、荷物の重量を支える必要がありますから純正状態を下回ることは推奨されません。インチアップなどでタイヤサイズを変更する場合は注意が必要です。

⑥速度記号
装着しているタイヤで走行可能な速度を示す記号です。最高速度とはタイヤが既定の条件下で走行することができる最高の速度となります。

法定速度を上回っていることがほとんどなので、サーキットを走る方以外はそのタイヤの運動性能を示すもので高いほど余裕があるという理解をするとよいかもしれません。
サイズ表記を見る際の注意点
一般的に車に装着されているタイヤは4輪とも同じサイズです。ただし後輪駆動方式(FRやMR)の一部輸入車など、フロントタイヤが「255/35ZR19 96Y XL」なのに対してリヤタイヤは「275/35ZR19 100Y XL」といったように、前後輪でタイヤサイズの異なる車種もあります。念のため前後の両方をチェックするようにしましょう。

また、荷台の床下などに収納されている応急用タイヤは標準タイヤとサイズが異なりますので、必ず装着されているタイヤで調べましょう。

タイヤの空気圧ラベルで調べる

空気圧ラベルとは、タイヤサイズとその適正空気圧を明記したラベルのことです。一般的な国産車は運転席側のフロントドアを開けた開口部(ドアもしくはボディのインナーパネル)に貼られています。

留意しておきたいのは、タイヤ空気圧ラベルにはその車が新車時に装着していた純正タイヤのサイズが表記されているという点と、同じ車種でもグレードやオプションによってタイヤサイズが異なる場合は、記載されているサイズが複数あるという点です。また、積載重量によって違う空気圧が指定されている車種もあります。

他にも中古車で買った車の場合など前オーナーが純正サイズ以外のタイヤに交換しているケースもありますので、上記の「装着されているタイヤのサイズ表記を見る」方法と照らし合わせるようにしましょう。

車の取扱説明書で調べる

車のダッシュボードなどに備えられている取扱説明書でタイヤサイズを調べる方法もあります。説明書の目次を見るとメンテナンス情報や仕様一覧などといった項目があり、純正タイヤのサイズが表記されています。

ただし気を付けたいのは前出の空気圧ラベル同様、車にグレードバリエーションがあっても同一車種であれば取扱説明書は共通であることです。このため取扱説明書には「195/65R15 91H」「205/55R16 91V」「215/45R17 87W」といったように、複数のタイヤサイズが列記されているケースがあります。

この場合においても、現在履いているタイヤのサイズ表記と照らし合わせてチェックするようにします。積載重量についても同様です。

ちなみに取扱説明書を紛失や汚損してしまった場合はディーラーなどで購入できるほか、メーカーや車種によっては公式サイトで閲覧・ダウンロードすることが可能になっています。

各メーカーの取扱説明書

ウェブサイトで調べる

カー用品店やタイヤメーカーなどでは、公式サイトにおいて車種ごとのタイヤサイズを検索できる仕組みを用意しているところがあります。

メーカー名、車種名、年式、グレードなどを選ぶと、簡単にタイヤサイズを調べることができます。ただし、いずれも独自調べの情報であり、あくまで参考情報とするのが正しい利用方法です。

一方、この方法においては同一車種でありながら年式やグレードによって異なるタイヤサイズのバリエーションがわかるのに加え、調べたタイヤサイズをラインナップするタイヤ銘柄を把握することができます。
ウェブサイトで調べる前に準備すること
愛車に合うタイヤを探す時に必要となるのが車種名の他に年式や車両型式などの車両情報です。車検証の「初度登録年月」が一般的にいう年式で、「型式」という項目が車両型式になります。

ちなみに原動機の型式というのがありますが、それはエンジンやモーターの型式なので、タイヤサイズを調べるときは不要です。

オートバックスの公式サイトで調べる

オートバックスの公式サイトなら車両メーカー・車種名・型式を入力すれば、あなたのお車に合った夏タイヤ(ノーマルタイヤ)やスタッドレスタイヤ、話題のオールシーズンタイヤの検索・購入が可能です。

取り扱いタイヤメーカーは13社!更にお求めやすいオートバックスのプライベートブランドのタイヤもございます。また、タイヤのみではなく、ホイールセットでのご購入も可能です。購入後はご自宅にお届けか、お近くの店舗に配送し、作業予約を取ることも可能です。

各タイヤメーカーのサイトで調べる

お店で調べてもらう(ディーラー、ガソリンスタンド、カー用品店)

ここまで紹介した方法で調べたとき、実際に装着されているタイヤのサイズ表記に対してタイヤ空気圧ラベルや取扱説明書の記載が異なった場合など、混乱が生じることがあります。また、そもそもご自身で調べるのに不安を感じる方もいらっしゃると思います。

そのようなときは、ディーラーやガソリンスタンド、カー用品店で尋ねるようにすると不安が解消されます。

ディーラーなら純正タイヤについて適切なアドバイスが期待できますし、フルサービスのガソリンスタンドであれば実際に装着されているタイヤサイズをその場でチェックしてもらえるはずです。

まとめ

サイズの調べ方は多数あるものの、やはりプロに直接確認してもらうのが安心一番です。

タイヤの購入・交換はそう何度もあるものではなく、車両タイプや車種・グレード、タイヤの種類や価格も様々でなかなか難しいと思います。

タイヤは車で唯一路面に接地している部分であり、『走る・曲がる・止まる』という重要な役割を担う箇所です。
安心・安全のためにも是非オートバックスにお気軽にご相談ください。
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