新車の初回車検はいつ?どこで?費用の目安と依頼の手順を徹底解説
新車を購入して初めて車検を受けるのであれば、いつ? どこで? どういった手順で? とお困りの方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは車検の基礎知識を振り返りつつ、よりスマートに車検をクリアすることを目指して徹底解説します。
そもそも車検とは?
車検制度(検査登録の仕組み)は1995年から続くもので、大きく分けて次の2つの性質があります。
- 民事、行政の両面での登録制度
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車検制度には車の所有権を明確にする目的があります。所有者の権利が保護されることになり、このことによって売り買いがスムーズになったりもします。また行政の側からみればナンバープレートなどによって個々の車を識別・把握できるようになっています。
- 保安基準に適合させる制度
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公道を走るすべての車は道路運送車両の保安基準に適合している必要があります。新車も登録時に新規検査をパスしているのですが、車は走行することで劣化してしまうものです。この劣化によって保安基準から逸脱していないかを改めて検査して必要に応じて整備することになります。これを継続検査といい、一般に「車検」と呼ばれています。
新車の車検のタイミングとは?
車検には有効期限があり、新車登録から数えて初回は以下のようになります。
・自家用乗用自動車(5ナンバー、3ナンバー)=3年
・自家用貨物自動車(8トン未満)=2年
・軽自動車(5ナンバー)=3年
・軽貨物自動車(4ナンバー)=2年
車検の有効期限を確認するには?
車検の有効期限を確認するには、以下の方法があります。
車検証で確認する
車に備えてつけられている自動車検査証(車検証)で確認できます。車検証の「有効期間の満了する日」に年月日が記載されています。
ステッカー(検査標章)
フロントウィンドウの上端、ちょうどルームミラーのあたりに貼られている検査標章でも確かめられます。一部の貨物車ではドライバーの視界を妨げないよう左端に貼られている場合もあります。このステッカーの表面には自動車検査証(車検証)の有効期限が満了する年月が表記されており、車室内から見える裏面では有効期限の満了する年月日まで確かめることができます。
- ディーラーからのお知らせ
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一般的に、新車を購入したディーラーからハガキや電話などで連絡がきますが、もちろん人任せにはせず自らもチェックしておくようにしたいところです。
どこで新車の車検を受ける?
- ディーラーで車検を受ける
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新車にはメーカーの保証が付いています。この保証には一般保証や特別保証などがあり、例えば一般保証は「3年または60,000km走行時点のいずれか早い方」、特別保証は「5年または100,000km走行時点のいずれか早い方」といった具合です。現状、このような保証を利用したい不具合が車にある場合、車検時に対応してもらえます。
また保証とは異なりますが、車の設計上の不具合に対してリコールや改善対策、サービスキャンペーンで車を改修するケースがあります。この案内と車検時期がたまたま重なった場合もディーラーに出せば車を持ち込む手間が一度で済むことになります。
ディーラー以外の車検を検討する場合、以下のような選択肢があります。
- 車検専門店などの自動車整備工場で車検を受ける
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自動車整備工場で新車の車検を受けるメリットは「地の利」です。ご近所であれば気軽に立ち寄ることができることや、馴染みとなれば車検以外の相談にのってもらえることも珍しくありません。また工場によっては代車を用意していることもあるので、車を預ける期間が長くなる場合は相談してみるとよいでしょう。
- ユーザー車検を受ける
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車検をディーラーやお店にお願いせず自ら陸運局に車を持ち込んで継続車検を受けることもできます。新車から初めての車検で消耗や劣化が進んでいない車では、定められた点検と必要最小限の整備で検査にパスすることもあります。こういったケースでは車検費用を抑えることが可能になります。一方、手順の複雑さや陸運局が平日のみの開場であること、いざ追加の整備が必要となったときに結局のところ費用がかさむことを考慮すると、慎重に検討せざるを得ません。
オートバックス車検
オートバックスでも新車の車検を受けることが出来ます。そのメリットは車検に対する高い総合力を備えていることが挙げられます。新車から2年や3年といったピンポイントのタイミングだけでなく、車の維持費をトータルで抑えたい方に対して心強いサービスを用意しています。具体的にはオートバックス車検を受けると1年間無料で3つの補償がついています。
・パンクによるタイヤ交換補償 30,000円まで(お客様ご負担額は1,000円)
・窓ガラス修理・交換補償 30,000円まで(お客様ご負担額は1,000円)
・バンパー傷の修理・交換補償 20,000円まで(お客様ご負担額は3,000円)
お得な付帯サービスが用意されているのに加え、オートバックス車検を受けるとメンテナンスカードが発行され9つのメンテナンスメニューが2年間無料になる特典が付いてきます。アフターサービスの面においてもバランスの良い車検サービスとなっています。
新車の車検に必要なもの・用意しておくもの
・自動車税納税証明書(もしくは軽自動車税納税証明書)
・旧自賠責保険証(新車登録から適用されていたもの)
・自賠責保険証(店頭で契約可能)
・認印
・ロックナットアダプター(盗難防止用ロックナットを装着されている場合)
新車の車検費用はいくらくらい?
車検時に必要な費用は大きくわけて3つあります。法定費用と基本整備費用、そして交換した部品や消耗品代、それにともなう作業工賃です。これらの費用は車の種類や車両重量、車のコンディションによって異なります。
- 法定費用
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・検査にかかる手数料 1,700円(印紙400円、証紙1,300円)*1
・自動車重量税 25,200円*2
・自動車損害賠償責任保険(24か月) 20,010円
合計46,910円
[小型自家用乗用車(1,500cc、車両重量1トン以下)2021年4月時点]
*1:検査方法によって手数料は異なることがあります
*2:エコカー減税適用などによって異なることがあります
- 基本整備費用
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基本整備費用は車種によって異なります。さまざまな特典を用意しながらもオートバックス車検なら20,000〜35,000円前後(税込)となっています。詳しくはお問い合わせください。
- 部品・消耗品と作業工賃
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お車を点検して検査基準をパスするのに必要になった部品や消耗品の交換費用が発生します。例外はあるものの、一般的に新車から初回の車検ではこの費用が少なくなる傾向にはあります。またオートバックス車検であれば、エンジンオイルの種類や高機能タイプのオイルフィルター、バッテリーなど、こだわりのブランドやパーツを自在に組み合わせて整備に充てられるのも魅力です。
新車の車検の依頼手順
車検の依頼は必要なものを揃えた上で相談・申し込みします。オートバックス車検では車検のご予約も賜っています。ご予約はWEB、お電話、店頭のいずれでも可能です。また、事前にお見積もりを作成、ご案内しています。納得のいく車検プランをチョイスできるので初めての車検も満足のいくものとすることが可能です。
まとめ
新車購入後の初めての車検について解説しましたが、加えてアドバイスさせていただくなら、車の維持費を考えるときに車検時の費用だけをピンポイントで見るのではなく、その後のアフターサービスや補償、そして特典などのメリットも吟味すると、よりスマートにトータルコストを抑えることができます。初めての車検を成功させてどうぞ充実したカーライフを満喫してください。
- 車検の予約はできる?
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ご予約可能です。
ただし一部店舗では承っていない場合がございます。
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- 車検はいつから受けられるの?
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車検満了日の1ヶ月前から車検を受けることができます。
(乗用車の場合、新車なら新車登録から3年目、2回目以降の車検なら前回の車検から2年目。)
たとえ、車検満了日の1ヶ月前に車検を受けても、次回満了日が1ヶ月早まるわけではありませんので、ご安心ください。