スポーツカーのエンジンオイル交換。オイル交換の目安や選び方

車の基本メンテナンスのひとつであるエンジンオイル交換。
交換時に入れるオイルにも車種や用途に合ったオイルを選ぶ必要があります。
ここではスポーツカーのエンジンオイルの選び方について解説します。

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エンジンオイル選びの大原則

エンジンオイルを選ぶ際、最も基本とすべきは、メーカーが推奨しているその車の適合、粘度、油種の情報を正しく知ることです。これらの情報は車の取り扱い説明書や、メーカーホームページ。もしくは、オートバックスの店頭にあるオイルの適合表にて確認することができます。
まずは適合オイルがすべての基準になります。そこから自分の乗り方や使用用途、車のチューニングに合わせてオイルを選んでいきたいという場合は、この後の項目を参考にオイルを選んでみましょう。
なおスポーツカーでも、一般的な街乗りや、ドライブをするだけでしたらメーカーの推奨する基準のオイルを入れておけば間違いはありません。迷った際には起点となるメーカー推奨の基準オイルを選んでください。

スポーツカー向きのオイルとは

スポーツカーといってもその車種は多岐にわたります。近年の傾向としては、エンジンが大排気量、高出力な仕様になっております。
また、スポーツカーは高速走行やスポーツ走行をする用途で使われることも多いので、一般的な車よりエンジンに負荷がかかります。
よってスポーツカーのエンジンオイルには、高負荷に耐え、エンジンのパフォーマンスを最大限発揮できるようにする、高品質なエンジンオイルが求められます。

スポーツカーに合ったエンジンオイルの選び方

ここからはスポーツカーに合ったエンジンオイルを選ぶ際に役に立つポイントについて解説します。
それぞれの項目について理解すると、より細かなエンジンオイル選びが出来るようになります。

オイルの油種について
エンジンオイルの油種は大きく3種類。鉱物油、部分合成油、化学合成油になります。近年のスポーツカーでは、メーカー推奨の油種として合成油が指定されている場合がほとんどですので、まずは合成油のオイルを選びましょう。これは先に書いた通り、大排気量、高出力化による不可に耐えるには、合成油の性能が必要不可欠なためです。合成油は、鉱物油や部分合成油に比べ高度な精製がなされており不純物が少ない他、高温時の安定性、エンジン摩耗の低減、冷却性能などに優れています。
その合成油の中にも実はさらに細かい区分がありベースオイルごとにVHVI、PAO、エステルの3つに分類されます。

「VHVI」
これは鉱物油をベースに高度に精製されたオイルになります。厳密には化学合成のオイルではありませんが、日本では合成油として扱われており、高価な合成油の中でも比較的安価に手に入れることができます。後述するPAOやエステルのベースオイルに近い性能を持っており、コスパの良いオイルといえます。

「PAO」
α-オレフィンを原料に作られた高性能なオイルです。
PAOをベースに作られたエンジンオイルは、高温時にオイル粘度が下がりにくく保護性能や、低温時の流動性にも優れているためスポーツカーの実用性にも優れています。

「エステル」
植物油や動物油脂などを原料に作られた、最高性能のオイルです。
熱安定性、化学安定性に優れるほか、せん断性能、低温流動性、揮発防止性能にも優れています。
つまりエンジンの低温時から高温時にかけて最高の保護性能を発揮し、オイルが蒸発しにくいということです。

以上がベースオイルの種類になります。VHVI、PAO、エステルの順に高性能になっていきますが、同時に価格も高価になっていきます。
性能を求めるならエステルのオイルがオススメですが、価格も高価になりますので、マイカーの使用用途と求める性能に合わせて選びましょう。
オイルの粘度について

最後に

いかがだったでしょうか。
エンジンオイルは細かく選ぼうと思うと様々な判断材料があります。このページで挙げた油種と粘度以外にもメーカーによって添加剤の配合が異なり、ここも人によって好みが分かれます。
エンジンオイルは多くの種類が販売されており、選ぶ際に迷ってしまうこともあると思いますので、その際はぜひオートバックスへご相談ください。お客様のお車の用途や求める性能に合わせてエンジンオイルをご提案いたします。
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